G Generation Guardian
「ありがとうございます、フォックスさん。」
「構いませんよ、ハヤト。その他、不明な点はありますか?」
フォックスにそう聞かれ、ハヤトはほんの少し考えるような仕草をし、黙り込む。そして決心したのか、再びフォックスの方に向き直った。
「言いにくいんですけど、ノエルさんの部屋の場所を教えて欲しいんです。」
「…一応、理由をお聞かせ願えますか?」
フォックスはハヤトの意思を確認するため、その理由を彼に訊いた。
ハヤトが悪漢だとは思えないが、ノエルは年頃の乙女であり、プライバシーの問題もたる。
「彼女にはちゃんと感謝も話もしていないですし、これから一緒に戦うのなら尚更しっかり言っておいた方がいいのかな…って。」
「いいでしょう。…私としては別に「彼女に一目惚れした」というような理由でも良かったのですがね。」
「ちょっ…からかわないで下さいよ!」
フォックスに対してハヤトは赤面しながら反論する。…確かに彼女は文句の付けようが無いくらい端整な顔と身体を持っているが、そのような邪な理由がある訳では無かった。恩人には礼をする。人間としては当たり前の事だ。
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん