G Generation Guardian
『おお、お前さんを怒らせると後が面倒じゃ。ならば行くぞ、少年。』
「行くって何処へ…?」
『ブリッジじゃよ。』
Dr.Kに言われるがまま、ハヤトはノエル、フォックスと共にブリッジへと向かう。所謂この組織の技術顧問の様な人間がわざわざ顔をだしてブリッジへ呼ぶのだ。何か見せつけたい物があると見て間違いないだろう。思案している内に、一行はブリッジに入室した。これでここに入るのは二度目である。
「Dr。ハヤト達も揃って、何の様だ。」
彼らを見たゼノンは不思議そうな面持ちで、此処に来た訳を尋ねる。
「それは僕が訊きたい位なんですが…」
『なぁに、自慢をしたいだけじゃよ。わしが開発した“跳躍技術”の凄さをな。』
Dr.Kは不気味に笑いながら、ゼノンにそう言葉を返した。
『わしが手塩に掛けて育てた一つの“作品”をこの世界へと呼び寄せておいた。其れを今から迎えに行きたい。…心配せずとも、お前さん等にはこの上ない戦力となる。』
Dr.Kの声色が変わりゆき、凄みを増していくのがハヤトには分かった。その“作品”とやらが何かは見当もつかないが、余程彼にとって大切な物だというのだろうか。
「信頼していいのだな?Dr。」
ゼノンはDr.Kに睨みを効かせる。ゼノンは彼の持つ技術は信用しているが、信頼を置いている訳ではない。彼の持つ「狂気」「異常性」もまた、充分に理解しているからだ。
『ああ。勿論。』
「…ならば向おう。座標データの入力をお願いする。」
『了解じゃ。』
Dr.Kは再び今までの陽気な声色に戻り、艦のプログラムにアクセスし座標データを入力した。
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん