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G Generation Guardian

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辞令に対し狼狽するヒロトに対し、ネロが淡々とその言葉を打ち消した。恐らくは要所要所で自分の事を馬鹿にしたヒロトへのささやかな報復なのだろう。

「結構だよ!!…ハァ。」

ヒロトは観念した様に言葉を返し、肩を落とす。一瞬で天国と地獄を見せられた気分である。

『ふぉっふぉっふぉっ…そうじゃ、あの小僧はどうした?』

Dr.Kは思い出したように言葉は吐く。“小僧”というのは恐らくハヤトの事であろう。次元跳躍を行った目的の一つはネロを迎える事だが、もう一つの目的はハヤトに対し偉大な発明を見せ付ける事である。
「ハヤトの事か?…彼ならば次元跳躍直後に気絶し、ノエルとフォックスによって医務室に運ばれた。余りにも不可思議な事に驚愕したのだろう。」

『そうか!やはりわしは天才じゃのお!!…「次の発明」も急がなければ…!』

ゼノンの言葉に、Dr.Kは昂り、次の開発に意欲を示した。最も、ゼノンがこう言わなければDr.Kはすぐにでも医務室に駆け込んだのだろうが。

「ヒロト、ネロ。身体の疲労もあるだろう。今日は休んで…」

Dr.Kを尻目に、ゼノンが二人を解散させようとした其の時、

「此方への秘匿通信!“プロフェッサー”女史からです!!」

「何?」

オペレーターの声で彼の声が遮られ、ゼノンは前方のスクリーンの方へ顔を向ける。
映像が受信されると、其処にはハリウッド女優に勝るとも劣らない、完成された肢体の女性が映り込んでいた。服装はバスローブとショーツ、シャワー上がりなのか、その紅い髪は水滴を含んでいた。ハヤトがその場にいたならば、赤面しまともに画面を見られなかった事だろう。クルーやゼノンは当然、「またか」と言った様な呆れた表情を露にしていた。
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん