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G Generation Guardian

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『お久しぶりね。正義の味方さん。』

そんな視線を気にする事も無く、“プロフェッサー”と呼ばれた女性は優雅に挨拶の言葉を述べる。彼女はC.E.世界の出身者であり、人種の区別では遺伝子調整を行っていない“ナチュラル”である。この様な風貌であるが世界有数の頭脳を有している天才であり、レオス・アロイ及びセシア・アウェアの協力者“エグザクター”としての顔も持ち併せている謎の多い人物であえる。
「ああ。俺達は便利屋では無いのだがな…。貴女には借りもある。用件を聞こう。」

『話が早くて助かるわ。…簡潔に言えば、私の仲間を迎えに行って欲しいの。』

「…」

その用件を聞いた瞬間、ゼノンは頭を抱えた。Dr.Kの次はプロフェッサー女史の仲間を迎えに行けと言う。いつからこの艦は高速タクシーになったのだ。噂の一つにその様な事が謳われているのだろうか。

『あら、忙しかったかしら?』

うなだれたゼノンを見て、プロフェッサーは一言声を掛けた。しかし、彼女はゼノンは依頼を断らない男であるという事は充分に理解していた。

「いや、問題は無い。位置情報は解るか?」

『後でデータは送っておくわ。詳しい事は其れを閲覧して頂戴。』

ゼノンの迅速な返答を聞くと、彼女は直ぐに艦に仲間の座標データを転送した。それが示す先は、地球のユーラシア大陸である。A.C.世界から来たバルチャーが積極的に活動を行っている地帯である。

「そう言う事か。この艦ならば大気圏という壁を無視して地球に降り立つ事が出来る、と。」

『そう。この艦〈リ・ホーム〉だと突入は出来ても離脱は出来ない。それに色々政府も敏感になっちゃってるし、動きたくても動けないもの。』

「了解した。其方の依頼、無事完遂して見せよう。」

『お願いするわ。…では、また…』
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん