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ブレイドは高らかにそう叫ぶと、エクシアブレイズは両腕のGNソード「シュナイダー」が展開され、同時に頭身にGN粒子が纏われる。これにより粒子等で形成された電磁フィールドをも切り裂く事が可能となる。

駆逐対象となったMAはホバーで走行。只直進し、機体前方の衝角で串刺しにせんと突貫する。機械である故に、人間の様に臆する事無い。しかし、「怖さ」を棄てると言う事は、そのモノに蛮勇を生むと謂う事もまた避けられない真実なのである。

エクシアブレイズは刃を煌めかせながら宙を舞う。地を這う愚かな鉄の獣に引導を渡す為に。

「でええええええいやアッッッ！！！！！！」

ブレイドが咆哮すると同時に、刃は敵の鋼鉄の皮膚を滑る様に切り裂いてゆく。
刃が敵から離れた瞬間。敵は二つに寸断され動力源が起爆。敢無く爆発四散した。

「こんなもんか？…ったく歯ごたえのねえ…」

呆れた様な表情でブレイドはそう言ったが、それが敵の攻撃の全てである訳が無い。エクシアブレイズの近くに居たMAは装甲を展開。そこから多数のミサイルを発射した。接近戦は不利だと判断したのだろう。

「隠し玉持ってやがったな！！」

ブレイドはエクシアブレイズを飛翔させ、ミサイルから機体を逃がそうとする。しかし、追尾式である上に数が多い。機動だけでは被弾は避けられない。

「クッ…しつけえ！」

「油断するからやろ！…私がやるッ！！」

ブレイドの操縦をみかねたセンナは操縦権を自分の物にし、GNソードの第二の姿、「GNビームマグナム」を展開する。無数にあるミサイルはセンナ自らがマニュアルでロックし、狙いを定める。

「コイツで落ちぃや！！！」

センナがトリガーを引くと同時に、GN粒子が圧縮された弾が次々と放たれる。その弾は一発も外れること無くミサイルを迎撃し、エクシアブレイズは被弾を免れる事となった。

「あとは頼むで、ブレイド！！」

「誰に物を言ってんだ！…俺はブレイド・インヴィンシブル…！！」

ミサイルを迎撃した事を確認すると、センナは再びブレイドに操縦権を譲渡する。ブレイドは操縦桿を握り直し、機体をMA群の懐へと急降下させた。両腕の武装は既にシュナイダーに切り替えられている。そう、あとは「切り刻む」のみ。


「天下無双のガンダムマイスターだッッ！！！！！」