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G Generation Guardian

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「なんや、昔のアンタにそっくりやな。考え無しに突っ込むところなんか…あ、今もやな。」

「五月蝿えぞセンナ!操縦変われ、残りは俺が一気に喰い尽くす!!!」

ブレイドは余計な言葉を投げるセンナを一蹴すると、再び操縦権を自分のものとする。少女とピクシーの戦いによって、図らずもこちらの士気が向上したようだ。

「オレ達も行こう、セシア!彼女が来てくれた事で何とかなるかもしれない!!」
「ええ…。 !?皆さん、高エネルギー反応が地中より増大!急いで離れて!!」

レオスの言葉にセシアも応えるが、直後、砂漠の中から強大な反応が示される。急ぎ全員に回避を指示した。
各機が一旦距離を取ると、前方には目を疑う光景が繰り広げられる。強大な地響きを鳴らしながら、砂塵の嵐を巻き起こし、巨大な「何か」が出没する。砲塔と思われる武装を携えた胴体を、柱のような巨大な足が支えている。そしてその足にも幾つもの砲塔が見られた。「要塞」と呼ぶのが相応しいだろう。

「遂に大将のお出ましか?喰らい甲斐があるぜ…!!」

「まだ戦い足りなかったんだ!やってやるぜ!!」

「何だあのメカは!!戦艦か、いやMAか!?レーダーに今まで反応が無かったのは何でだ!?ステルス装備か!?くっそお見てえええ!!!」

その異形を目の当たりにし、ブレイドと少女とロウはそれぞれ気分を高揚させていたが、他の面子はそうではなかった。特に、レイの表情は強張り、戦慄しているようにも思えた。

「どうしたんだわさ、レイ?凄い汗だけど。」

そんな彼を一応心配したのか、後ろからピーニャが声を掛ける。

「どうしてって…あれは“グランディーネ”だよ!!知らないのか!?」

「いや…アタシはそーいうのは全部セシアに任せちゃってるから…自分が乗る機体なら覚えてるんだけど…」

ピーニャは冷や汗をかき、思わずレイから目を逸らす。体を使う訓練はまだ耐えられるのだが、座学というものが彼女にとっては本当に苦痛だったのだ。何故かは分からないが長い説明を聞いているだけでどうしようもない眠気が襲い掛かる。故に最低限の知識以外はセシアに依存していたのだ。

「本当にGダイバーなのかよ、アンタ…」
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん