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G Generation Guardian

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レイはピーニャの体たらくに呆れ、一つ嘆息をつく。しかしこのやりとりが功を奏したのか、自分自身、落ち着きを取り戻すことができた。

「あれは、昔俺達の世界で使われた破壊兵器さ。重装甲と砲塔から放たれる攻撃は強力無比。正に動く要塞さ。」

「へぇ………。ヤ バ イ じ ゃ ん!!どうするんだわさ!!」

レイから端的な説明を聞き、ピーニャはようやく今の状況の重大さに気が付く。
そんな中、グランディーネと思しきMAの脚部から何かが展開されるではないか。

「ロウ、前のあれ、何か動いてるよ!?大量破壊兵器!!?」

レッドフレームのコクピットでは、興奮を抑えきれないロウとは真逆に、樹里は彼の襟首を掴み、揺らしながら絶叫している。普通の人間ならば、このような反応が普通なのだ。

「いや、多分違うぜ。…あれは、スピーカーか?」

ロウは展開されたものについて、形状からそう察した。しかし、あんな巨大なMAにスピーカーなど付ける意味はあるのか?もしかすれば、本当に破壊兵器かも知れない。彼のとめどない興奮の中にも、少しばかり緊張の色が見えた。

《レディース&ジェントルマン、という言葉は勿体無いか…おい、私の発明を見ているか!そこのガンダムタイプ共!!そしてロウ・ギュールよ!!!》

展開された物は、本当にスピーカーだったようだ。迷惑と糾弾されても仕方が無い程の大音量で、如何にも他人を見下している態度の男の声が発せられた。しかし、声の主はロウを名指しで読んだ。ということはC.E.世界の人間である可能性が高い。

「ああ、見てるぜ、しっかりとな。アンタは「そこにいる」のか?」

《そんな危険な場所に人類の財産である私が赴くわけがないだろう。これは遠隔操作だ。》

「だろうな、その機体からは生体反応は検出されてねえ。で、アンタの目的はなんだ?」
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん