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G Generation Guardian

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「物理にはPS装甲、表面にはアルミューレ・リュミエールかぁ…。」

グランディーネ・アークの性能を聞き、流石のロウも目の前に映る巨体を前に考え込む。これは一人の力では解決を見られないとして、エクストリームガンダムへと通信を掛けた。

「なァ、セシア。アレの元型機は俺がいた世界とは違う世界で作られた物なんだよな?」

『は、はい。あの機体はレイの言う通り、A.W.と呼ばれる世界で建造された物です。』

セシアはロウからのいきなりの問いかけに戸惑うが、正確に答える。

「アンタなら、アレの元型機の構造図は持ってこれるか?」

『それは可能ですけれど…。一体何に使うんですか?』

「あの機体は異世界同士の技術を繋ぎ合わせたもんだろ?もしかしたら、まだ不完全な部分があるんじゃねえかってな。それが分かったら、なんとかなるかもしれねえ。」

『なんとかなるかもしれない』とは頼りない言葉であるが、彼はそのような危機に何度も陥りながらも、見事に事態を収束している。G.A.データでも屈指の技術を誇るジャンク屋に、一同の命運を預けるしかない。

《何もしないなら、今度はこちらから行くぞ!!》

V.V.がそう言い放つと、グランディーネ・アークからミサイル用のハッチが展開され、瞬く間に弾頭が射出されていく。強化されていたのは防御面だけではなかったようだ。

各機は散開し、それぞれミサイルを迎撃、又は回避していく。この程度で彼らに致命傷は与えられないが、これではまともに近づく事が出来ない。

「ああ、まどろっこしい!!こんなことなら刀の一本でも持って来ればよかったぜ…!」

ピクシーを駆る少女は苛立ちをむき出しにし、グランディーネ・アークを睨みつける。本来ならばあのような大型の敵はいい的であるのだが、アルミューレ・リュミエールによってこちらの武装が届かない。どうにもならないもどかしさと焦燥感が彼女の心を支配する。

その頃、レッドフレームのコクピットではセシアから受け取ったグランディーネのデータを基に、グランディーネ・アークの弱点を解析していた。
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん