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G Generation Guardian

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「すまねえ、プロフェッサー。出来るなら…」

『ああ、送っておいたわよ。パワーシリンダー。ちゃんとラッピングもしてね。あと30秒もすればそっちに着くわ。』

ロウが言葉を言い切る前に彼女が遮り、返答する。つくづく、この美女は底が知れない。悪人でないというのは十分に承知しているのだが。しかし、これで勝利への光明が差した。
ロウの目に力が宿る。

「8!奴のアルミューレ・リュミエール発生器の場所は!?」

《特定済みだ!!》

「よっしゃ!」

ここでロウは全員に通信を掛け、即興で立てた作戦を立案する。

「奴を黙らせる方法を思いついたぜ!先ずはレオスが遠距離攻撃を仕掛けて、奴に光波防御帯を発生させる。他の機体はその間に露出した発生器を潰してくれ!!止めはレッドフレームが決めるッッ!!」

『付け加えると、発生器はビームコーティング処理を施した実体剣なら破壊する事が可能です。ですからあらかじめコーティング処理が行われているX・夜叉の太刀、また太陽炉搭載機であるエクシアブレイズの実体剣も有効と考えられます。』

ロウの余りにもざっくりとした作戦に対し、思わずセシアが補足する。

「じゃあオレは囮だな。悔しいけど今のピクシーじゃ手の出しようがねえ。」

少女は残念そうに、そう言った。しかし己の役割を理解し、割り切らなければ勝てはしない。それが分からない程彼女も愚かでは無かった。

『お前、本当にやれんのか?』

ロウに対し、ブレイドがそう言い放つ。レッドフレームが汎用的な武装しか持ち合わせていないというのも確かだが、折角の大物をくれてやる事に納得出来ずにいる自分もいた。

「ああ、なんたって俺は宇宙一の悪運を持つジャンク屋だからな!俺の誇りにかけて、奴を止めて見せるさ!!」

ロウはブレイドの言葉に対して微塵も物怖じせず、いつものようにそう返して見せた。その心意気は伝わったようで、ブレイドは満足したように笑みを浮かべた。

『だったら見せて貰うぜ、お前の誇りをッッ!!』
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん