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G Generation Guardian

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《敵MA沈黙。熱量も急速に低下。動力炉も上手く停止した様だな。》

[8]がグランディーネ・アークの状態を解析し、ロウと樹里に映し出す。ロウの魂を賭けた一撃はどうにかこうにか届いた様である。それを見た2人はまず、今日一番大きなため息をついた。

「本当に…死んじゃうかと思ったァ…ロウったらまた無茶な事考えるんだもん…。」

「悪いな、突き合せちまって。けどよ、皆のお陰で助かったぜ!」

ロウは樹里に謝罪しつつ、スーパーパワードレッドのマニピュレータでサムズアップのポーズを取る。これが今の彼に出来る精一杯の謝礼だった。

『まさかとは思ったが、本当に殴って止めちまうとはな!思った以上のモンが見られたぜ!…しかしよ、ありゃあどんな手品を使ったんだ?』

ロウの活躍を括目したブレイドは満足した様子だが、どうにもあの拳だけで敵を沈黙させた事について納得がいっていない様だ。

「俺はメカに関しては一流だぜ。初めて見たメカでもある程度のデータと動きが分かれば弱点も掴める。そこを突いて内部にダメージを与えれば、こんなモンさ。今回の場合はV.V.が無理に多くの機能を詰め込んだから余計にデリケートになってたんだろう。」

『なるほどなぁ…。正に職人技って訳やな。私らでも一朝一夕ではマネできひん。』

得意げに話すロウに対して、今回ばかりはセンナも感心の言葉を漏らす。
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん