G Generation Guardian
「ロウから貴女はプロフェッサーのお知り合いだとお伺いしています。私はジュピターXのセシア・アウェアです。」
「同じく、Gダイバーのレオス・アロイです。」
降り立ったパイロットを代表して、先ずはセシアとレオスが前に出て自分の名前と役職を明かす。
「私は艦長のゼノン・ティーゲルだ。君達の事はよく存じている。よく生き残ってくれていた。」
セシアとレオスはその言葉を聞いた瞬間、互いに目を合わせた。この男は自分達の事を知っている人間である、と確信したのだ。
プロフェッサーと知り合いであるという点もあるが、それではまだ確証が弱かった。しかし、マザー・バンガード級と思われる艦艇の中にC.E.、A.C.、U.C.世界に存在する機体が既に格納されていた。しかもそのどれもが何らかの改修を受けていたのだ。この艦が、この世界に於いて特殊な存在である事は火を見るより明らかであった。
「それは助かります。ギルド…現地の方からもお話は伺ったのですが、まだ分からない事が多くて…。」
レオスは安堵した表情をゼノンへ向け、言葉を返した。
「話の途中で悪いが、構わねえか?」
ゼノンに対し、乗機から降り立ったブレイドがそう問うた。
「…何かね?」
「俺達はCBの居所が知りてえ。アンタならそれも知ってるんじゃねえか?」
「知ってどうする?」
「当たり前だろ、合流すんだよ。俺達はガンダムマイスターだからな。」
「…それは出来ん。君達も我々と共に行動して貰う。」
「そりゃあ穏やかじゃあねえな。…どうしても駄目か?」
「ああ。」
そうゼノンが答えた瞬間。ブレイドはその場から力を入れ、彼に向かい駆け出す。
「ブレイド!一体何を!?」
レオスは戸惑いながらもブレイドに言葉を掛けるが、最早彼は聞く耳など持ち合わせてはいなかった。ブレイドの前には、直ぐに搭乗員が立ち塞がるが、それに怯む彼ではない。搭乗員の目の前で跳躍したかと思えば、頭の位置まで上がった脚を開き、彼らを蹴り飛ばす。他の搭乗員も銃口を向けようとするが、それよりも早く彼の拳が彼らの頭や急所に届き、次々とひれ伏せさせる。気が付けば、ブレイドはゼノンの三歩先にまで距離を縮めていた。彼がのぞかせるのは正しく鬼の様な形相である。
「さぁ…此処から出して貰おうか!!」
そう叫んだブレイドは拳を力の限り固め、振りかぶり、繰り出そうとする。
―――――これ以上は見過ごせんな。
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん



