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G Generation Guardian

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「メガビームキャノン、発射!!!」

その瞬間、翼の先端から四つの極大な閃光が敵に向かい襲いかかる。通常の機動兵器ならば、塵も残さず焼滅する程の威力である。だがしかし、敵は微動だにせず、男は余裕とも取れる様な笑みすら浮かべていたのだ。

「言った筈だ。貴様に希望など無いと!!」

蒼い機体の巨大補助兵装が再び輝きだし、今度は長大な二門の砲塔を備えた形態へと変貌した。

「さあ、絶望を受け入れよ!」

機体は男の言葉に応えるように二門の巨大砲塔を起動させ、不死鳥に向け地獄の業火の様な火柱を解き放った。それは閃光と衝突し、全てを呑みこむ大爆発を生み出した。

「グッ…おおおおおおおお!!!!」

不死鳥はその爆発に巻き込まれ、機体は焔に包まれる。装甲が剥離し、翼も吹き飛ばされてしまう。その様を蒼い機体の男は嘲笑うように見詰めていた。

「貴様の戦いは称賛に値する。「不完全」な不死鳥でここまで我と渡り合った。完全な不死鳥とも手合わせしたかった所ではあるが…その機体は今後の障害となる。せめて苦しまず、一瞬であの世に送ってやろう。」

蒼い機体は再びエネルギーを充填し、今度こそ標的を不死鳥へと向けた。
「俺の悪運も、ここまでか…」

もはや朽ちかけた不死鳥の操縦席の中で、全てを諦めかけた時の事だ。


――――――させません!


何処からともなく放たれた閃光が、敵の二門の砲塔を撃ち抜き、発射不能にしたのだ。
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん