G Generation Guardian
「す…」
「すげええええええ!!!!」
少年たちはたまらずそう叫びながら男に駆け寄る。一体どうやるの?いつから出来たの?僕らにも出来る?口々に質問が飛び出した。
「日々の鍛錬を怠らなければ出来るさ。後はよく食べ、よく寝て、良く動ける体を作る事だ。さぁ、早く帰らないと日が沈んでしまうぞ?」
「「はい!!!」」
男がそう言えば、満足した少年たちは次々と帰路についていった。最後の一人が買えるまで、男はその背中を見送っていた。
「夕餉の支度は出来ておるぞ、“烈火”。」
男を烈火と呼んだ老父。和装に身を包み、髪と髭は白く染まっているがその出で立ちは一本の芯が通っている。彼がこの道場の所有者であり、師範でもある。
「有難うございます。師範。」
烈火は短く礼を述べると、師範と共に彼の家へと向かった。
「もう、君がこの家に来て半月程になるか。慣れたかね、「今の世」は。」
夕食を終え、箸が休まった師範はふと、そう口にした。
「はい、某を拾っていただいた事、感謝の言葉もございません。某がこの世界に来て最初に驚いた事は、「今までと違う血肉」を得ていたことです。手足も顔も、以前の物とは程遠い。しかし、此処に住まう人々の姿を見て納得しました。某は何らかの術か何かによってこの世界の人々と同じ姿を取らされたのだと。途方に暮れていたころ、声を掛けて頂いたのが師範でした。今ではこうして子ども達と共に汗を流せる。師範と出逢わせてくれた事、結晶鳳凰の加護に感謝しなければ。」
烈火は今まで自分の身に起きた出来事を想起しながら言葉を紡ぐ。何と彼はこの世界に来た影響で自分の肉体を変化させられていたという。自分の姿は、自分の精神状態を保つ因子として大きく影響するという。今烈火が平然としていられるのは、それだけ心身ともに鍛えられている証拠にもなり得るだろう。
「構わんよ、烈火が来てくれたお陰で門下生が増えたんじゃ。子ども達も懐いておるしな。保護者からも美丈夫の男が来たと評判になっておる。…してその結晶鳳凰とは?」
「某がいた世界の神と呼べる存在です。我らが故郷「天宮」に災いが起こりし時、力をお貸し下さると伝えられています。」
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん



