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G Generation Guardian

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ブレイドがいきなり自分達の正体を吐き出してしまったため、センナは慌てたように言葉を投げつけた。

「本当に言っているのか…!とんでもない拾い物をしたものだな、私は。」

今日は何度驚かされた事だろう、と艦長はため息をつきつつ、ブレイドに言葉を返した。

「此処には訳ありの人間も少なからずいる。…今更といった所か。」

と、艦長はやれやれといった風に呟き、再び二人の方に顔を合わせた。

「ま、ここにいる間は用心棒代わりくらいにはなってやるよ。ここらも物騒だろ?心配すんなよ、一生居座る訳でもねえ。」

「宜しく頼もう。」

自分のこの判断が正しいのかは疑問ではあるが、プラスに考えればこの上無く信用出来る用心棒が食事代だけで雇えるのである。そう切り替えて、艦長はブレイドから差し伸ばされた手を握ったのであった。
二人が艦長室を後にしてから程なくして、ギルドの艦艇は一度進行を止めた。艦長の話によると、テロリストやMSを使った強盗などの襲撃に備えるため、定期的に移動を繰り返しながら滞在場所を変えるのだという。艦艇が停止すると、他の方向からも艦艇が合流し、物資などを持ち寄った人間がそれぞれ露店を開き、またたく間に巨大な市場が完成した。二人も興味本位で艦を降り、市場を散策することにした。食料品、衣類、日用品は勿論、MS用の部品や人間用の銃器なども品物として出されていた。情報交換の場としても活用されている様で、賑わいも尋常ではないほどであった。
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん