G Generation Guardian
G.C.[Generation. Century.] _月_日
貴方は、“並行世界”というものを信じるだろうか?
そう。SF小説などで多用される、物語に「面白さ」を加える「設定」。エッセンス。それは、限りなく近く、限りなく遠い。つまり、同じような歴史を辿りながら、それでいて全く違う過程、結果を生み出している無数の世界の事だ。
しかし____。
〔ジュピターX・ダイヴルーム内〕
“緊急警告!緊急警告!GA[General Answer]内部に異常発生!!”
「何だって!?“セシア”!中で一体何が起こっているんだ!!」
『“レオス”…!解りません…突然システムの内部が暴走を始めて…!!』
「暴走…!」
――――――――――それが「本当に」実在したとしたら?
『システム・オーバーロード…!…これは、何…!?』
「強い…光が!!」
――――――――――あまつさえ、それが混ざり合い、混沌と化し、微妙なバランスを保った不可思議で新たな世界が存在するとしたら?
「躯が…吸い込まれて…!!…うわああああああああ!!!!!」
『!!…レオスーーーーっっ!!!!』
「セシアァァァァァアアア!!!!」
――――――――――これは御伽噺。
無数の可能性と運命によって翻弄され、「ニセモノノセカイ」を舞台に戦う者達の物語である。
“この世界は……欺きの世界。ワールドシグナルによって欺かれた世界です。
私は「アプロディア」……世界を正しき方向へ導く者……。
警告します。ワールドシグナルを止めるのです。そして、シグナルと共に世界を駆け、偽りの世界へと変えていく者。
その者たちは力を使い、世界を戦乱に陥れる事でしょう。
私はこの絶望に敗れることなく、希望が紡がれる事を信じています。
ワールドシグナルを、悪意のある者たちに委ねてはなりません。
「絶望を呼ぶ者たち」を止めるのです。
――――――――――――さあ、集え≪剣達≫よ。そして我に与えよ…「極限の進化」を!!!!!!
――――――G GENENATION_開幕_______。
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん