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G Generation Guardian

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一方、ブレイド達に接近するMS部隊もまた、紅いガンダムを補足していた。

「…隊長、あれはガンダムではありませんか?…どうします?」

「決まっているだろう。CB[ソレスタル・ビーイング]が保有するガンダムは秩序を乱す敵だ!…奴らにどれほどの同胞が殺されたことか…!」

私設武装組織・ソレスタル・ビーイング。思想家であるイオリア・シュヘンベルグの名のもとに存在した国際的テロリストの総称である。彼らは永久機関・GNド ライヴを搭載した「ガンダム」と呼ばれる機動兵器を有し、様々な紛争・または軍事拠点に対し「武力介入」を開始。ユニオン、人類革新連盟、AEUの三陣営 に多大な損害をもたらした。しかし、CBの内部からGNドライヴのデータおよび「GN-X」の設計データがもたらされた事により戦況は一変。CBは三陣営 連合軍により壊滅へと追い込まれた_________。

と、地球側から見ればその様に捉えられているだろう。CBにより同胞を殺され、並々ならぬ恨みを持つ者も多い。このMS部隊の隊長もその一人というわけだ。

「ニホンでは「ここで会ったが百年目」という言葉があるらしいな…正に今がその時だ!各機、散開・包囲しあのガンダムタイプを撃破しろ!出来るのならば鹵獲しても構わん!」

隊長の命令が下ると部隊の機体は次々と散開し、ガンダムへと銃口を向ける。

「あ?あ…向けてしもたね。」

「そうこなくっちゃな…じゃあ、今からこいつ等は俺等の「敵」だッッ!!」



―――――――――[GUNDAM EXIA BRAZE…Ignition!!!]
エクシアブレイズと呼ばれたそのMSは、ブレイドの声に呼応する様にメインカメラ≪眼≫の火花を散らし、この地に立ち上がる。かつて世界中を相手に戦った 「ガンダムエクシア」に酷似したそれは、腕にGNソードを装備していた。それも両腕に。こちらは細部が異なる事からおそらく改良型なのだろう。エクシアブ レイズはGNソードの刃を展開。戦闘態勢を整える。


「俺と戦って生きて帰れると思うんじゃねえぞ…命乞いなら今の内だぜッッ!!!!」


ブレイドは操縦桿を強く握り、機体を一気に加速させる。その速度は2312年代のMSの性能を大きく上回る。さしずめ「火球「ファイヤー・ボール」」と言ったところか。
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん