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G Generation Guardian

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「…お母さんは、流石にきびしいけど、お姉さんにならなってあげられるよ?貴女の事は、ベルちゃんでいいかな?」

「うん、よろしく!ベルナデットお姉ちゃん!」

そんなこんなで現在に至る訳だ。本当に肝を冷やしたなぁ…本当に一体、この世界ってやつはどうなってるんだ?

フォントの疑問は尽きないまま、時間はひたすらに流れてゆく、しかし、その時にも着実に、この世界の裏側で「何か」が動き始めているのだ。

「…一応指定された通りには直したが、帰還したらまた機体を診て貰うんじゃぞ。」

「了解しました。」

ネロがブラックロー運送に修理を依頼してから半日後、ジャンクパーツ等を用い、一応修復は叶った。犀我に話しかけている老人はウモン・サモンといい、この施設のMSの整備の総括を行っている人物である。若い女性従業員にちょっかいを出しては邪険にあしらわれていた。

「しかし、今の俺には修理への対価がありません。よろしければ、暫くそちらで働かせてもらえませんか?」

「何じゃと!?、それはワシの一存では決められんな…。どうする、社長。」

ネロの意外な発言に困ったウモンは、通りかかったブラックロー運送の社長であるオンモに意見を仰ぐことにした。快活で人懐っこい性格でリーダーシップを発揮している、従業員の信頼も厚い人物だ。

「まぁ人出が増える事は大歓迎なんだけど…戻らなくて大丈夫なのかい?」

「まだ原隊とは連絡が取れないので、それまでの間となりますが…」

オンモはそれを聞き少しの間黙り込む。そして考えが纏まったのか、再びネロの方に顔を向けた。
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん