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G Generation Guardian

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ネロはトビアから話を聞きつつ、彼と共に格納庫の方へ足を運んだ。格納庫、と言っても今度はMS用では無く艦艇用の物である。物資を多く、迅速に運ぶためにはこういった「足
」が必要不可欠なのだ。このブラックロー運送が保有しているのは補給艦であるリトルグレイ。小規模ではあるがMSを格納する機能も有している。今回はこれを使いある所へと赴くというのだ。

「あれが“リトルグレイ”、か。」

「ああ、見ての通り、余り大きい艦じゃないけど。」

「確かに物資の数は多かったが…わざわざMSまで搭載する必要はあったのか?」

今回の配送では、物資の運搬の為にMSを用いるということで、ネロやトビアの乗機をリトルグレイに搭載していた。たかが物資を運ぶ程度でそこまでの事をする必要があるのか、とネロは疑問に思っていた。

「まぁ、最近は物騒だからさ。護身も兼ねてるんだと思う。…でも俺も今回の行先は教えられてないんだ。オンモさんに聞いてみても「楽しみにしてな!」の一点張りでさ。参ったよ。」

「そうなのか…。じゃあ、期待させて貰うとしよう。」

「じゃあ、俺達も行こうか。」

「そうだな…、トビア、今此処にサナリィの社員が来ているだろう?あいつは何者なんだ?」

「ヒロトさんの事?…実は俺もあまり知らないんだよなぁ。強いて言えば、噂話を良く知ってるって事位だ。そういえば、今回の仕事にも同行するって言ってたよな…」
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん