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G Generation Guardian

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「いいねぇ、友情って奴かな?フォント君。」

「ええ、新しい友達が出来てよかった。俺と出会った時なんか、「初めての子どもの友達だ」って喜ばれましたから。」

ヒロトが投げかけた言葉に、フォントは優しい笑顔と共に返す。平和な時間がこの場を包んでいる。数ヶ月前までは、これが当たり前の事だと思っていたのに。この時間がどれだけ尊い物であるかということを考えさせられるが、彼女の笑顔を見ているとその疑問もどうでも良くなっていた。


「君が「子供」かい?…そりゃあ面白いじゃないか。まあ一応君も未成年だけどさ。」

「そうですね。でもあの時の俺は子供だって言われてもしょうがなかった気がしますよ。彼女に出会わなければザンスカールと戦う事も無く平和でいられたかもしれません…でもそうしなければ、今の俺はいなかった。そう考えると、俺の取った選択は間違いじゃなかったんじゃないかって思えるんです。」

「結構生意気に言うじゃないか、フォント君。」

「貴方程じゃないですよ、ヒロトさん。」

「そりゃそうだ。」

そう言い合い、ヒロトとフォントは互いに笑い合った。こんな時間が永遠に続けばいいのに。と、そのように思った。

しかし、この直後、思わぬ単語が宴で飛び交う事となる。
「そう言えば、この前に落ちた「流れ星」はどうなったんダ?」

「「触らぬ神に祟りなし」ってニホンの言葉があるぜ。何かあったらいけねえから誰も近づかねえのサ。」

作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん