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G Generation Guardian

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「流れ星?…あんなの隕石でコロニーには落ちないはずでしょ?」

不可解に思ったベルが住人達に問を投げ掛ける。住人は一瞬顔を合わせ、そのあと内一人が口を開いた。

「このコロニーが建造途中なのは知っているダロ?この前の事なんだが、隙間かどっかから隕石らしきものがコロニーに落ちたんだよ。幸いコロニーが崩壊することは無かったガ…。しかし気味悪がって誰も近づかないのサ。」

「そうなんだ…。」


「流れ星かぁ、俺、その流れ星の所に行きてえ!!」

そう言い出したのは、「客人」、いや、「トレジャースター」のメンバーのダイキであった。大人達は口を揃えて「止めておけ」と言うが、それで止まるダイキではない。なんせ誰よりも好奇心に溢れ、その眼を輝かせていたのだから。

「俺が場所を知ってる!付いて来いヨ!!」

そう言ったのは代表の男の息子であるヤクヤクだった。歳はダイキと同じくらいだろうか。ダイキ達とは昼の間に友達となっていたようだ。

「ああ!皆!ちょっと「ガンダム」で行ってくるぜ!」

「ガンダムだと!?」

ダイキが発した、「ガンダム」という単語に反応するネロ。まさか、このような子供がMSを、増してやガンダムを操るというのか?何度驚かされるのか嫌になるくらいである。

ダイキはネロのそのような気持ちも知らず、階段を駆け降り「ガンダム」を置いている場所へと急ぐ。程なくしてMSの起動音が響き、その姿を住人と一行の目に見せる。鮮やかなトリロコールカラーが機体を彩り、頭部のツイン・アイとV字アンテナがそれがガンダムであることを主張している。ガンダムと共に姿を現したのは、作業用のMSである「デスペラード」だ。ニホンの北部伝統行事に存在する「ナマハゲ」を彷彿とさせる外見だ。その二機は勢い良く「流れ星」が堕ちてきた方向へと進んで行った。大人達は慌て、最早宴どころでは無い。
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん