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G Generation Guardian

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「俺が行きます。何かあってからでは遅いですから。」

騒ぎの中で、ネロが彼らを追い駆けると声を発した。

「なら、俺も行きます。ネロだけでも大丈夫だとは思いますけど。」

ネロに続いて、トビアも名乗りを上げた。「大丈夫」という言葉を使ってはいるが、内心は「嫌な予感」が払拭し切れていないのだろう。それが彼の眼に現れていた。

「じゃあ、頼んだよ。私ら大人は酒も入っちゃってマトモに動けそうにないからサ…」

「分かりました。行ってきます、艦長。」

既に酒によってデキあがりかけているオンモにそう言うと、ネロとトビアはその場を後にした。

ネロ達のMSは、この集落の重機・MS格納庫に置かせてもらっていた。急いで二人は機体を立ち上げ、起動させる。既に辺りは暗くなっているので、外装に取り付けられたライトを点灯しつつ進むこととなった。先程は毛嫌いしていたこの装備が思わぬ所で役に立ち、これもまた皮肉にしか思えないとネロは思った。


「トビア、「流れ星」は何だと思う?」

「さぁ、デブリや隕石であって欲しいけど…でも嫌な予感がする。勘だけどさ。」

「そうだな。…急ごう。」

夜の暗闇のせいか、不穏な雰囲気まで運んでいる気がしていた。何かあったとして、ガンダムが簡単にやられるとは思わないが、乗っているのは子供だ。それを思うと二人は自然に機体の速度を上げていた。

作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん