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G Generation Guardian

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「知らなかっタ…アンノウン・エネミーがこんな奴らだったなんて…!」

今度は外すまいと、一機の「バクト」タイプがデスペラードに狙いを定める。ヤクヤクはそれを見るとあまりの恐怖に目を瞑ってしまう。


「モウ…ダメダ!」

「ヤクヤク!…くそおおおお! 」

ダイキが助けに行こうとするが、他の機体に阻まれてしまう。このままでは、自分の友が殺されてしまう…!

「誰でもいい!ヤクヤクを、助けてくれよおおお!」


_______やれやれだな。やはり、子供は嫌いだ。



バクトが拳をデスペラードに振り下ろそうとした瞬間であった。一筋の刃が鋭くバクトの機体を切り裂き、上半身は空中に打ち上げられ爆散。残った下半身はその場に力なく崩れた。ヤクヤクは目を開け、自分がまだ生きている事に安堵した。今デスペラードの傍らに立つのは漆黒に彩られた堕天使。それこそまさにネロ・シュテンベルが駆る「ガンダム」であった。

「そこの小僧。直ぐにここから逃げろ。」

「わ…わかっタ!」

ネロは一言ヤクヤクに通信を送ると、ヴェイガンのMS隊を見据えた。生体反応は無い。それは無人MS「MD」を想起させた。数からして、まだ本隊が残っている可能性もあった。コロニーの爆発跡は既に応急処置で塞がれているものの、悠長にはしていられない。
「[Z-01]アーリーウイング《Zi》…総てを断罪するッッ!!!」

ネロは機体のスラスターを全開にし、最大戦速において敵部隊に突貫する。ヴェイガンのMSも当然応戦するが、その総てが容易く躱されてゆく。
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん