G Generation Guardian
「…こんなものか。」
敵機体群を通り過ぎ、ネロは機体のビームサーベルを格納してそう呟く。ヴェイガンの機体はアーリーウイングズィー、Z-01へと振り向くが、それが「最期」の行動となった。既に機体の弱点へ一刀を入れられていたMSは次々と爆発・四散し堕ちてゆく。
「すげぇ…」
全くと言っていいほど見えなかった攻撃に、ダイキはそう呟くしか無かった。
しかし、討ち漏らしが一機残っていたのか、大破しながらもZ-01へと照準を定めていた。
「兄ちゃん、あぶねえ!」
気がついたダイキがそう言った頃には遅く、ガフランタイプの背部ビーム砲から閃光が発射されてしまう。
________ったく、恰好付けるなら最後まできっちりやれよな!
このままではZ-01に着弾したであろう一撃であったが、それは「ビームシールド」によって防がれる。
「こいつで、終わりだッ!」
機体は攻撃を防ぐと足裏からヒート・タガーを出し、そのままガフランタイプへと突き刺す。するとガフランタイプは今度こそ沈黙し、その場に伏した。
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん