G Generation Guardian
「わかったよ、父ちゃん!」
光が導く先へ行こうと、ダイキはガンダムを動かす。先程動かなかったのが嘘の様に、スムーズにその場所へと向かっていく。まるで、ガンダムがその場所に吸い寄せられるような感覚だ。
《ここだ、ダイキ。》
「な、なんだよこりゃあ…!」
ダイキがたどり着いたのは鍾乳洞の様な洞窟。そしてそこには、卵を寝かせたような不可思議な機械が佇んでいた。光はその機械に向かって伸びていた。機械はガンダムが来たことを察知しのか、大量の蒸気を蒸かして機械が展開した。
《ダイキ、ここでガンダムを「換装」するんだっ! 》
「…何だか良く分かんねーけど、解ったよ!父ちゃん!!」
ダイキは臆することなく、父の言葉に従い機械の中へと入る。すると機械は再び閉じ、無数のアームがガンダムを捉えた。胸部を残し四肢は全て取り外され、代わりに新たなパーツが精製されていく。
「待ってろよ、皆…直ぐに助けに行くからな!」
その頃、一行のリトルグレイと、トレジャースターの旗艦「トレジャースター号」がコロニーを出て戦闘を開始しようとしていた。
「やっぱりアンタらの艦だったんだね。仲々イカスじゃないか。 」
「当たり前だ!このトレジャースター号は俺達のシンボル!そんじょそこらの戦艦とは訳が違うぜ!」
オンモの言葉に応えたのはトレジャースターのリーダー、シリウスである。彼の「全速前進!!」という号令と共にトレジャースター号は果敢に前に進む。
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん