G Generation Guardian
「な、何だ!このMSは!!」
「おや?驚いている暇なんか有るのかい?よそ見をしていると…」
「な!…に…」
知らず知らずのうちにMSは両断され、その場で爆散する。
「俺は小心者だからさぁ、大体のMSのクセは「調べてる」んだよね。それが分かれば俺はそちらが苦手な動きを取ればいい…ま、死人に説明しても仕方ないよね。次次♪」
『やはり壊滅的に性格がひん曲がっていらっしゃいますね。ヒロト様。』
ヒロトの物言いに呆れるAIであったが、彼はそれも気にせず次の獲物を狩りに行くのであった。
「ターゲットを確認…排除開始。」
ネロは他三機とは別に、ヴェイガンのMSを相手取っていた。敵機体を捕捉すると、Z-01は左腕のシールドを前方に突き出す。すると、シールドの前部が展開し、ガトリングガンが姿を現す。同時に無数の弾丸が射出され、敵MSの堅牢な装甲をいとも簡単に突き破り、蜂の巣にして見せた。
『えらいえげつないなぁ、兄ちゃん!』
ネロの戦いぶりを見て、コテツが通信を掛ける。
「子供は邪魔だ。奴等は俺が引き受ける。」
しかし、ネロは戦闘に他の人間は不要と突き放す様に言葉を返す。
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん