G Generation Guardian
「愉しい…愉しいなぁ名も知らぬ奴よ!!この命を取り合う戦いというものは、最高に俺を潤してくれる!この世界も悪くない、こうして他の世界の強者と戦えるのだからなァッッ!!!」
「…狂っているな…!」
そしてザンギがネロに勝っているもの。それは欲望と狂気だ。戦いへの渇望と興奮が、彼を限界以上に動かしていた。
「貴様は気に入ったアッ!!よって俺の業火で貴様を消し去ってやろうッッ!!!」
「何を…ッ!」
ザンギはZ-01の機体を弾き飛ばすと、機体の6枚の羽を広げ、胸部を展開する。すると、内部から巨大な砲が姿を現した。
「これぞ、俺の必殺、地獄の炎《ヘル・フレイム》!!貴様の後ろはコロニーだ…貴様の命か愚かな弱者の命、どちらかを選べえええええ!!!!」
そう言い放ったザンギは迷いなく巨大な閃光を発射する。それはまるで炎の様にうねり、怪物の如く襲いかかる。正に、万事休すである。
_______今度は俺が、アンタを護る!!!!
「《フェニックスウェア、シールドモード!!!》」
閃光がZ-01に直撃する直前、一機のMSが盾となりそれを遮る。
「なんだと…?何だ、何だというのだキサマはァ!!!誰に断って俺の闘争を邪魔するぅ!!!」
ザンギが激昂し、叫び声の様に言葉を投げつける。爆煙が晴れると、そこには太陽の光の様な朱色の鎧を纏った《ガンダム》がそこにいた。
《そうだ、ダイキ…これがお前の新たな力。》
ガンダムAGE-1・フェニックスウェアだ!!!!
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん