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G Generation Guardian

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「当たり前だっ!私は、あのようなMSを知らない…!」

脱走兵は語気を強めてトビアにそう言ったが、彼女もまたこの状況に驚かされている様子だ。

「だったら…俺に掴まっていて下さいよ!!」

トビアは脱走兵にそう返すと、己の全力でペダルを踏み込み、操縦桿を操作して機体の方向を転換する。機体の腕に携えるのはビームザンバー。一転攻勢に回る。X字の大型スラスターはトビアの操縦技術と相まって特殊な軌道を描かせ、敵に接近する。

「相手が人間じゃないなら、容赦はしないぞっ!!」

敵に突貫すると見せかけ、急停止・旋回して後ろに回り込むと、そこだと言わんばかりにビームザンバーを振り抜き、目の前の巨人を両断して見せた。

「(強い…!)」

「さぁ、襲ってくるなら相手になるぞ!」

未知の敵に対し、伝説の海賊は遂に本領を発揮した。その鮮やかに敵を斬り捨てる様は脱走兵に「一縷の希望」を見出させた。
「やっぱり凄いな、トビアさんは…」

モニターに映るトビアの戦いを見て、フォントは改めて彼の「凄み」を感じさせられた。あれだけの機体制御を難なくやってみせる。潜った修羅場の数が違うということなのだろうか。しかし、自分も悠長に見学している暇もない。一刻も早くこの状況を切り抜け、ヒロトを救出しなければ。

「ハロロ!ファントムライトは使えるか!?」

『ばっちりOKですよ!御主人様!!…でも…』

「…でも?」

『あの…「あれ」をブチまけないで頂けると嬉しいんですが…。』

「…努力するよ。行くぞ!!」


_______ファントムライト・起動!!!
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん