ダンガンロンパ・ファンタジック/リロード-Chapt.1-1
夕食ができるまでに、理科が作ったと言う薬品を紹介していた。
「これねー凄いんだよ?」
と理科が取り出したのは透明の液体。粘りはない。水っぽい液体だった。
「どうすごいの?」
「これねー、実は空気に触れてから一定時間で爆発する爆薬なの!」
「え……危ないじゃんそれ!」
「そう?ちなみにこの中真空だから今は絶対爆発しないよ。
普通の液体の爆薬だと衝撃で爆発とかするんだけどね、
これは空気に触れて一定時間で自動発火して自動で爆発するんだ!」
「自動で爆発……あ、そっか!液体版導線なしダイナマイトってやつですね」
「さっすが香ちゃん理解が速い!そうそうそう言う事!
どうしても入りたいけど壁では入れない、とかそういう状況に使えるよね!」
「爆薬しか作ってないのー?結局」
「んー、今回はまずは探索道具として爆薬がらみを作ってみたって所。
次回からは高分子材料……所謂プラスチックとか作ろうかなーって」
「プラスチックもどう使うの?って話だけど……」
「あくまで出来るのは化学だけだからねぇー;」
「万能じゃあないってことだな……」
「……できた」
と、ここで夕食。持ってきたのはカレーライスだった。
「凄くおいしそう!」
と香が言ったとき、
「あら、丁度いいところに夕食かしら?」
「わーカレーライスだー!」
霊と華が丁度いいタイミングでやってきた。
居なかった皆もやってきて、16人で夕食を取る。
「これ誰が作ったの?本格的ね」
霊も絶賛するカレーライス。
「清掃さんですよ。なんでも、元の世界でBARの料理人やってたそうで」
「へー、こんど少し料理教えてもらおうかしら……」
「霊さんだって上手じゃないですか……;;」
「苦手な料理だってあるのよ、少しね」
と言って美味しそうに食べる霊。
「あ、あとで霊さん華さん、クッキー皆で作ったんで食べてください」
「ん、良いわよ。清掃の作ったのもあるんでしょ?恐らく」
「あ、ハイ。私、清掃さん、理科さん、イティアさん、牧園さん、雲隠さん、恵美さんの7人が作ったんです」
「楽しみにしてるわ、食後のデザートに」
「うんうん」
「他のみなさんには水泳勝負中にでも食べながら見てもらおうと思いまして」
「なるほど、それはそれでいいかもー」
その後……恵美のクッキーを食べた後霊と華がどうなったかは想像にお任せする。
作品名:ダンガンロンパ・ファンタジック/リロード-Chapt.1-1 作家名:暗妖



