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銀魂 −アインクラッド篇−

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・・・



――「侍の国」。
俺達の国がそう呼ばれていたのは今は昔の話。

かつて侍達が仰ぎ夢を馳せた江戸の空には今は異郷の船が飛び交う。

かつて侍達が肩で風を切り歩いた街には今は異人がふんぞり返り歩く。

二十年前突如、江戸に宇宙の彼方より舞い降りた異人「天人」、彼らの台頭により侍は弱体化の一途をたどる。


剣も地位ももぎ取られ、誇りも何も侍達は捨て去った。


ただ、そんな世界に、


侍というにはあまりに荒々しく


しかし、チンピラというにはあまりに真っすぐな目をした男がいた。



――江戸時代末期、地球は「天人」と呼ばれる宇宙人の襲来を受ける。(以下略)侍達もその多くが廃刀令によって刀を失い、力を奪われていった。


それから数十年後―――。






人類が、増え過ぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に半世紀が過ぎていた。




「は?半世紀?なんか未来になってない?」

地球の周りの巨大な人工都市は、人類の第二の故郷となり、人々はそこで子を産み、育て、そして死んでいった。

「おい、なんか話が壮大になってきてますけど。人口都市なんてありませんけど」

―――宇宙世紀0079、地球から最も遠い宇宙都市サイド3はジ○ン公国を名乗り、地球連邦政府に独立戦争を挑んできた。この一か月あまりの戦いで、ジ○ン公国と連邦軍は総人口の半分を死に至らしめた。人々は、自らの行為に恐怖した・・・。

そのようなジ○ン公国の魔の手から弱き民衆を救うべく、侍というにはあまりに荒々しくしかし、チンピラというにはあまりに真っすぐな目をした男がいた。

―銀魂 第1話『攘夷志士、大地に立つ』―

「いやこれ世紀末救世主伝説から機動戦士に変わっただけだろォォォ!!?また別の作品になっただけだからァァァ!!」

『ヒャッハァァァっ!!おいザキ!?あんな道端で泥酔して寝そべってる野郎がいるぜ!』
『へへッ!近藤さん!身ぐるみ全部剥いじまおうぜ!!』

「おいィィィィッ!!機動戦士に変わったのに世紀末が若干漏れてますけどォォォッ!!?世紀末を包むどころか破れかかってますけどォォォッ!!?これじゃ世紀末救世主伝説に機動戦士を乗っけただけだからァァァァッ!!!!」

二千年の歴史を刻み受け継がれてきた暗殺拳があった。
その名を北○神拳!

天空に連なる七つの星の下、一子相伝の北○神拳を巡って悲劇は繰り返される!


『・・・俺ァただ壊すだけだ。この腐った世界を』
『それでも僕はッ・・・・守りたい世界があるんだァァァァァアアア゛ア゛ッ!!!!』


――決意した事。
それは、それぞれの正義。
別れた訳を知る由も無く男たちは道を選ぶ。
無音の闇を切り裂く砲火の前に、叫ぶ高杉と銀時の声は虚しくすれ違い、新たな記憶を刻む。
次回 銀魂「哀戦士」
この宇宙を、駆け抜けろ!ガン○ムッ!

「何故次回予告!?しかも結局ガン○ムかいィィィィッ!!!!」

・・・

「いい加減にしろォォォォッ!!世紀末救世主伝説から機動戦士に変わっただけで俺達の世界観全く伝えられてない上に北○の拳からガン○ムになっただけですけどォ!!?いつの間にかコロニー落ちたことになっていますけどォッ!!?」
「ふっ・・・仕方なかろう・・・ここまで来てしまったのなら俺達の戦いを盛大に話すしかないじゃないか!」
「その喋り方すっげー腹立つんだけどォォォ!?盛大になりすぎて一年戦争始まったじゃねぇかァァァッ!!」
「トシ!もう取返しがつかねぇぞ!こうなったら補足説明として俺達の生活を伝えるしかねぇ!!おい万事屋!!頼みの綱はお前だけだ!頼んだぞ!!」
「あぁ?だから何回も説明してるけどよぉ、つまりだな・・・コロニーが宇宙から落ちてきて世紀末となり、愛ゆえに人が哀しみを覚えオールドタイプの人類はニュータイプへと覚醒したって訳だ」
「どこを補足説明してんのォォォォッ!!?それ世紀末救世主伝説と機動戦士の結末だろぉがァァァァァッ!!!!」

大人達はあーだこーだと自分達そっちのけで討論を始め、キリトは完全においてけぼりとなった為に深いため息を吐いた。結局、どこか雰囲気の違うこの大人達がどのような現実―リアル―からやってきたのか知ることはできなかった。

「はぁぁ〜・・・なんだか、ただくだらない話を聞かされただけだったな」
「ははっ。そうかもね・・・でも。なんとなくギンさん達の現実―リアル―のこと、ちょっとだけわかった気がするよ」
「え?そんな要素あったか?」
「確かにね、世紀末とか宇宙とか正直意味がわからないけど、普段はお互いを罵り合っているのにも関わらず、こうして私たちのために頑張って伝えようと努力している。今、この人たちは一つになっている。ギンさん達の現実―リアル―では互いに立場が全然違うのかもしれないけど、なにかあればそんなこと関係なしにどんなことでも一生懸命になることができる。きっと、そんな世界の人たちなんだよ」
「アスナ・・・」
「だから私たちは安心してギンさんに背中を預けることができる。心から信用をすることができる。そう思わない?キリトくん。ふふっ!」

アスナは右手を握って口元に寄せクスリと笑った。
そんなアスナの言葉にキリトも共感する。

しかし心の奥底で一つ、キリトはとある不安を覚えた。




――このデスゲームを終えた後、二度とギンさんと逢えなくなるのでは?




その不安を言葉にしようとした瞬間、アスナに一本のメールが届く。
彼女は何事かとメールを開き、思わず驚きの声を口に出してしまった。

そのメールの差出人は、血盟騎士団団長ヒースクリフだった。