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銀魂 −アインクラッド篇−

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「・・・いや、今更『プレイヤーネーム』で呼ぶ理由はない。制限―リミッター―解除だ。君本来の姿で彼と戦うが良い」
「心得た」

茅場の言葉の後にライトから殺気が放たれる。
ビリビリと銀時の体に電撃のようなものが流れた。

見た目こそ何も変化はないが、奴は更に強くなった。
どうやら、文字通りの『本気』らしい。

「さて、もう一度説明をしよう。私の正体を看破した報酬だ。今、この場で私たちと一対一で戦うチャンスを与えよう。無論、私の不死属性は解除する。勝ち越し戦―サドンデス―だ。見事、私に勝てばゲームはクリアされ、全プレイヤーがこの世界からログアウトできる。まず初戦は君と彼、その後に私・・・安心したまえ。君がもし負けた後にキリト君だけ麻痺を解除し、戦う権利を与えよう」

その言葉を聞いた瞬間、全く動かせない体でキリトは声を上げる。

「だッ・・・だめだギンさん!口車に乗せられるなッ!!いくらなんでも理不尽だッ!!」

キリトの言葉の意味は十分理解している。
三人がかりでやっと互角だという相手に、今から一人で立ち向かおうとしているのだ。
しかも、以前よりさらに強くなっている。

「・・・野郎の配下ってことは、思っていた通り、ただの人間ってわけじゃねぇみたいだな」
「貴様の言う通り」

ライトは右手の黒刀を一振りした後に腰の鞘に納める。

じりじりと、辺り一面に緊張が走る。




「彼は人間ではない。何故なら、私が作り出した特別なNPCだ」



「俺は・・・茅場に作られし存在。茅場のゲーム製作をサポートするために作られた超高速情報処理可能生体型AIプログラム・・・真の名を・・・――――っ!?」
「折角のところで悪いがよぉ、もうてめぇらの話は聞き飽きたんだよ・・・こっから先はボケツッコミ一切無しだ。ゴキブリ並みのしぶとさを持った俺みてぇなウイルスに簡単に勝てるとおもうんじゃねーよ」
「名乗らせてはくれぬか。それでも良い。こちらも容赦はしない」

黒刀と黒刀による鍔迫り合いとなり、鈍い音が響き渡る。
銀時はライトの言葉を聞き終わる前に先手を打った。

「駄目だッ!戦うなギンさんッ!!」
「いやっ!だめよっ!逃げてギンさん!!」

「ぐっ・・・無念」
「万事屋っ・・・すまねぇ・・・」
「こんな時に、俺達はっ・・・」


無数の声が銀時に押し寄せる。
だが、今の彼には誰の声も届いていない。



―――倒す。
ただ、それだけだ。



銀時の瞳には宿敵の姿しか映っていなかった―――。







・・・To Be Continued