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銀魂 −アインクラッド篇−

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「まだ、終わってない―――」
「何?」
「あんたは、もう俺を止められない―――ッ!!」

キリトの両手の剣の刀身が赤く灯る。

「あんたは、この剣を見切れない―――ッッッ!!!!」



「何だ?・・・このその技は・・・・赤く?・・・待て・・・知らない・・・・私はこのスキルを知らない・・・ッ!!」




そうだ・・・

このスキルは、俺だけに許された俺だけの―――そう、最期の力!
喰らえッ!その身で受けてみろッ!!


「キリトッ・・・やっちまいな」
「後は頼んだ、キリト」


「そのまま突っ走れェェェッ!キリト君ンンンッ!」
「キリト軍曹!止まるな!」
「ありったけを叩き込め、キリト・・・」





「キリト君・・・お願い―――っ!」




「キリト・・・・―――行け。」









「剣が・・・見えない――――ッッッ!!?」




「スターバースト・イクリプス――――はぁ゛ぁ゛ぁ゛ァァァア゛ア゛ア゛ッッッ!!!!!!」



その剣の舞いはあまりにも速かった。
いや、『眼で追えなかった』と、表現するべきだろうか。

神速の御技を前に、茅場は一切対応することができず、その身体に赤いエフェクトを無数に表示させていく。HPバーがごっそりと削られ始め、焦りに焦った茅場は再び禁じ手であるオーバーアシストを使用してキリトの剣を十字盾で防御をする。・・・のだが、
「オーバーアシストがっ・・・間に合わないだとッ!!?」
「無駄だッッッ!!!!!!茅場ぁぁぁぁぁぁああア゛ア゛ア゛ッッッ!!!!!!」
それを使用したとしてもその先より無数の剣が押し寄せてくる。





・・・そんなことはありえない。



負ける?




神聖剣が?




血盟騎士団団長が?





GM―ゲームマスター―が?











「ウ゛ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛―――ッッッ!!!!!!」






両手がちぎれそうだ―――ッ!!スキルの重圧に耐えられないッ!!
だけど、いけるッ!!

茅場がスターバースト・イクリプスに順応し始めているが、もう遅い!!
例えガードが間に合ってもその残りHPじゃ最期の二十七連撃目を対処することなど不可能だ!!

オーバーアシストの先を超えた俺の最期の力だ!!

これが止められてしまえばもう後先がない!!
次にこの技を使ったとしても剣の軌道が読まれているに違いない!!


だから、絶対に決める!!このスキルで茅場を倒す!!



「ぐッ・・・ぬ゛あ゛ぁ゛ッ!!」
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛―――ッッッ!!!!!!」




よしッ!!次で二十五連撃目ッ!!
残り二撃は更に加速する!!





覚悟しろッ――――――茅場ァァァァァアアアッッッ!!!!









「ッッッ!!!!!!―――え・・・・?」

「っ・・・・ふふ・・・・」








まるで結晶が割れたような音が辺り一面に響き渡った。


その光景にキリトは言葉が出なかった。
それに対し、茅場の口許に表情が浮かんだ。それは、勝利を確信した笑みだった。


「剣・・・・が・・・・っ・・・」


両手に握られていた剣が砕け散った。
自分の身体より先に、剣がスキルに耐え切れなかったのだ。


(そんな・・・最期の・・・・・最期の力が・・・・)


「・・・非常に残念だったね。あと数撃喰らえば、私の盾も無事では済まされなかっただろうに」

その言葉は嘘ではない。
今まで幾多の騎士達によって繋がった攻撃は茅場の十字盾に深刻なダメージを与えていた。
微かにだが、奴の十字盾の中心部に亀裂が入っていたのだ。
盾は、正確な力量で力を込めなくてはいけない。変形するか、最悪の場合パッキリと割れてしまうので意外と脆い装備でもある。闇雲に構えれば全ての攻撃を防御できるというものではない。だからこそ、日々の鍛錬が必要なのだ。
だが、茅場は間違い無く左手を疲弊しきっていた。
繋げてきた攻撃に意味はあった。



―――だが、もう攻撃する手段が存在しない。




「そんっ・・・なっ・・・・・ごめん・・・・アス・・・ナ・・・・―――」




約束を守れなくて・・・



ごめん・・・・







「諦めんじゃねェェェェッッッッ!!キリトォォォォッッッ!!!!これ使えェェェェエエエッッッ!!!!」








・・・ッ!!
ギンさんッ!?




この時わずか数秒の間だったが、銀時はキリトの心を読んでいたかのように、キリトに向かって自身の木刀を勢いよく投げた。



「キリト君っ!!私達の想いを繋げて―――っ!!!!」



アスナっ!!


それに同期するように、アスナも愛剣であるレイピアをキリトに向かって勢いよく投げた。



(ギンさんッ!アスナッ!俺に力を―――ッ!!)


キリトは両手を広げ、その二本の剣は磁石のように彼の手に収まり、再び刀身に赤い灯火を募らせた!!
「まだだァァァァァァァアアアアアアッッッ!!!!!」
「何っ―――ッ!!!!しまっ―――」

キリトの右手に握られた銀時の木刀は、茅場が思わず差し出してしまった左手の十字盾に直撃。その瞬間、十字盾は限界を迎え鈍い音をたてながら勢いよく砕け散った。

『ヒースクリフの十字盾を貫く矛なし』

―――それは同時に、伝説が破られた瞬間でもあった。

「まさかッッッ!!!!!!」

(胴体がガラ空きッ!!今しかない―――ッッッ!!!!!!)

「ウ゛オ゛ォォォォォォオオ゛オ゛オ゛ッッッ!!!!!!」


キリトの左手に握られたレイピアの剣尖が茅場の胸部目掛けて放たれようとする。
それを阻止するべく、茅場も長剣の剣尖がキリトの胸部目掛けて放たれようとする。



「「―――ッッッ!!!!!!」」



そして・・・二人の剣は、ほぼ同時にお互いの胸を貫いた。





「相討ち・・・の、ようだね・・・キリト・・・君」
「ぐふッ・・・う・・・」


互いのHPが緩やかに減少していく。


「まさか・・・ここまでとは・・・・だが、私も死ぬが、君の方がほんの少しだけ早く死が訪れるようだ。・・・見たまえ・・・HP量がわずかに私のほうが・・・多いだろう・・・」




ついに茅場を攻略したというのに・・・


俺は、また死ぬのか・・・?





でも・・・・今度は・・・・皆を・・・・アスナを・・・・守る事ができた・・・。


ああ・・・意識が吹っ飛びそうだ。



目を閉じても・・・HPバーは消えない。



嫌だな・・・一定の速度で減っていくんだもんな・・・。






あと何ドットだろうか・・・・。









暗いな・・・・









怖い・・・










誰か・・・















『手』を・・・・






















「忘れたのか?お前はもう、一人じゃねぇ」









え?









微かに、光が―――ッ!











「ッ!・・・ギンさん・・・アスナ・・・?」
キリトは思わず目を開けた。