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銀魂 −アインクラッド篇−

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・・・

「・・・よし、非常用のNPCにも接客できるようプログラムさせたから、あとはあのぺっぴんさん2人の手にかかっているね!」
店長が店舗内で来客の準備を終え、時計を見る。
残り10分足らずで予定の時刻となるのにもかかわらず、まだあの2人はこちらにこない。緊張しているのだろうか?

店長はスタッフルームまで呼びにいこうか、と、思っていた瞬間―――。

コツ・・・コツ・・・と、音を立てて2人がこちらへと歩いてきた。

しかし・・・最初、見たときと比べあからさまに様子が変だった。
というか、見た目が随分と変だった。


一人は銀髪のもじゃもじゃに無理やりくっつけたようなツインテール、筋肉質の身体のラインがくっきりとわかるぴちぴちの銀色のドレス。
もう一人は腰まではある黒いロングヘアーに細々とした体を包み込むような黒いロングドレス。


「どうも、パー子でーす」
「こんにちは・・キリコでーす・・・」

「え、ちょッ・・えェェェェェェッッッ!?!?!?」

まさか、女装をした銀時とキリトが現れるとは予想していなかったものなので、店長は顎が外れるギリギリまで大きく口をあけ、店内中に悲鳴に似た絶叫が響き渡った。

「いや、いやいやいやいやいや!あなたたち何しているの!?さっきの2人は!?」
「彼女たちは・・・残念ながら・・・もうっ・・・」
「いや、そこを濁されても困るから!!あんたたちが女装して出てこられても困るから!!」
「眠ってしまったんで、今、勇者様が厄災ガ○ンを倒しに旅立ちました・・・」
「キリト様!あなた、そんな死んだような目をしていましたっけ!!?」

キリトの目から光が失っており、今、自分は何をしているのだろう―――と、ずっと心の中で自問自答を続けていた。
・・・ちなみに、キリト君の女装姿は残念ながらお見せできないが、原作のSAOのGGOにダイブした時のキリト君を想像してみると良いぞ!

「すまねえ店長。ちょいとトラブってな。あの2人はもう使えねぇ」
「そんなっ・・・しまった、もうご来店されるっ―――」

クラインが謝ると同時に、店の入り口の扉が勢いよく開かれた。
そして、この店の出資をしているというギルドの人物たちがぞろぞろと店内に押し寄せてくる。

――――銀時、キリト。2人にはとても、見覚えのある『ギルド』だった。

なぜなら、その重役だと思える人物は、先日話をした人物だったからだ。

「おや、本日は空いているみたいですな。ささっ、ヒースクリフ様。アスナ様もこちらへ」
「クラディール、半径30メートルに侵入しています。命令違反です」
「落ち着きたまえアスナ君。それではクラディールは一人寂しく外で一杯することになるよ」

「おい店長・・・この店の出資をしているギルドって―――」
「そういえばクライン様にも伝えることができませんでしたが、当店は『血盟騎士団』の出資を得て経営をしているのです!本日は団長であるヒースクリフ様がお見えになるということだったので、何が何でも開店する必要性があったのです!」



その言葉に、銀時のキリトの2人の背中が凍りつく―――。

自分たちの目の前には・・・

最強の男。

生きる伝説。

聖騎士等々。


与えらえた二つ名は片手の指では足りず、


この世界の前線に立つ


アインクラッドのトップギルドの長―ギルドリーダー―。



「はて、貴様らどこかで?」
「えっ・・・・嘘・・・何してるの・・・二人とも」



嘘・・・だろ・・・っ!?





「さて、明日の勝利に向けて、今宵も楽しい一時を過ごそうじゃないか。君たち、よろしく頼むよ」





だ・・・・だ・・・・っ!!





((団長かよォォォォォォォォッッッ!!?))




2人の心の声が、珍しく重なった瞬間でもあった―――。




・・・To Be Continued