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銀魂 −アインクラッド篇−

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クラディールはヒースクリフに言われるがままくじを引く・・・また、ただの番号だ。
次にアスナ。残念ながらただの番号
「さて、次は君たち2人だ。好きなくじを引きたまえ」
「キリコ・・・先に引け」
「パー子さん・・・わかった」
キリトはヒースクリフの右手から恐る恐るくじを引いた。
息をのみ込みつつ、ゆっくりとくじを見る―――。


そこには、『団長』の二文字が書かれていた。

「おめでとう、君が団長だ」
「やったな、キリコ。さ、早く命令を出せ」

最後の最後で団長棒を引き抜いたキリトは、既に命令は決めていた。
落ちるとこまで落ちて、あとは崖を登るだけ。
なら――――選択肢は一つ!

「2番の人、防具屋まで全速力で走って下着を購入してくること。それが私の命令よ」
「やれやれ、今日はついてないな。行ってこよう」
「「やっぱり団長だよォォォォォォオオオッッッ!!!!」」
「ちょ、ちょっと待ってよ2人とも!」

ヒースクリフはやや残念だと顔に浮かべつつ、綺麗なフォームを描きながら走り出し、店を後にした。それに続くように、やはりこうなるかと言わんばかりにヒースクリフの後を追いかける。更には途端に走り出す2人を追いかけるかのようにアスナが続いた。

・・・ヒースクリフは『速い』。異次元だ。
アスナには悪いが、彼女が『閃光』だとすれば彼は『粒子』だ。光より早く、全てを超越したその姿を一般プレイヤーの目に映ることはない。おまけに、足音や砂ぼこりすら残さないのだ。
ほぼ、飛んでいると表現したほうがしっくりくるだろう。

「いや、速すぎだろォォォォッ!!?キリトッ!!この近くに下着も取り扱っている防具屋はどこにあるんだッ!!」
「そこの角を右に曲がって2km先の川沿い前ッ!!駄目だ、どんどん引き離される!!」
「普通に後を追っても追い付けないわ!何か方法は―――」
「だったら、ショートカットするまでだァァァァッ!!」

銀時は跳躍、なんと2階以上はあるであろう建物の上まで一気に飛び上がり、屋根をつたって忍びのように防具屋まで一直線上に走り抜けていく。
「俺たちはこのまま後を追おう!いくぞアスナ!」
「わかったわ、キリトくん!」