二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

宇宙戦艦ヤマト 完結編 アナザーエンディング 1

INDEX|14ページ/16ページ|

次のページ前のページ
 

ヤマトはアクエリアスを後にして地球を目指し航海をしていた。予定通りで行けば二週間ほどで戻れる。

ヤマトの艦内は水面下で大変な計画が持ち上がっていた。進とユキの結婚式の準備だ。知らないのは二人だけで後は全員知っていると言うチームワークが命、の計画だった。

  「ヤマト大気圏内に入ります。総員ベルト着用。」

島の艦内放送の後ヤマトの主翼が出て大気圏内に入ったのがわかった。



ヤマトは無事帰還した。





  「長官をお迎えに行ってきます。」

進がタラップを下げるよう指示して第一艦橋を出て行った。

  「お疲れ様です。」

進が敬礼すると藤堂も敬礼で返し

  「今回もヤマトに救われた…本当にありがとう。」

ヤマトを労った。

  「沖田艦長がお待ちです…お荷物、お持ちしましょうか?」

藤堂が大きな荷物を持っていたので手を出したが

  「いや、これは私物なのでな…大丈夫だよ、ありがとう。」

二人はタラップを上りながらそんな会話をしてる間に裏の方では簡単な会食ができるようケータリングサービスの食事が積まれていた。




Tweeen

第一艦橋のエレベーターが開き進と藤堂が入ってきた。それを見た沖田が敬礼すると藤堂も敬礼した。クルーも全員敬礼で迎える。

  「沖田君、本当にありがとう。」
  「長官…」

二人は旧友…お互いがしっかり握手をした。

  「今日はいい日になりそうだ。」(藤堂)
  「あぁ、いい日にしないとな。」(沖田)

藤堂は手を離すとユキの所へ来た。

  「ユキ、これに着替えて1時間後に側面展望へ来なさい。」

そう言って進が持とうとした荷物をユキに渡した。そして太田に

  「すまんが、この袋を密航してた少年に着せてやってくれ。」

と言って小さな袋を渡した。太田は“了解”と言うと

  「医務室に行ってきます」

と言って飛び出して行った。







ユキは急かされるように第一艦橋を追い出された。進とユキだけが???と言う顔をしていて誰もが笑っていた。

  (何か仕掛けられてる?)

ユキは不安気に自室へ向かった。





  「さて、みんな下艦の準備は出来ているか?」

藤堂がそう言ったので

  「もちろんです。すぐに下りられる準備できています。」

南部が返す。進だけが訳も分からず

  「え?これから坊ヶ崎へ…」

と、口を挟んだが誰も進の事などお構いなし、だ。

  「そうだよ、そんなのわかってるよ。坊ヶ崎に着いた後すぐに退艦の準備、
   できてるか?って事だよ。」

島がしれ~っと返す。

  「………まぁ…準備は…出来てるけど…なんかみんな変じゃないか?」

そこで相原がみんなに上官のジャケットを配り始めた。

  「コレ、大事ですからね~」

相原が少し涙目だったのが気になった進だった。