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続 さらば宇宙戦艦ヤマト 6

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  「こちら地球防衛軍“YUKI”イスカンダルのスターシアさん、応答願います!」

マゼランはもう目前で連続ワープを一度行えば星雲内に入る予定だった。相原も連絡が取れな事に焦りを感じていた。

  「相原、焦るなって。大丈夫だよ、マゼランに入ったらきっと連絡取れるさ。」

島がそう声を掛け相原がため息をつきながらインカムを外そうとした時何か反応を感じて外しかけたインカムを付けなおした

  「スターシアさんですか?“YUKI”の相原です!聞こえますか?」

いつになく大きな声の相原のところへ第一艦橋のメンバーが揃う

  「スターシアさん!相原です、ヤマトの乗組員だった相原です!」

しばらく雑音が続いた後

  <こちら、イスカンダルのスターシア…ヤマトの乗り組員…相原さん。お久しぶりです>

はっきりそう聞こえたメンバーは“やったぁ!”と声をあげて手を取り合った

  <相原さん、また地球でなにかあったのですか?>

心配そうに尋ねるスターシアに相原は

  「いえ…親睦を深めるために派遣大使として向かっている途中です。明日はマゼラン
   に入る予定です。」(相原)
  <そうですか…。お声が元気そうで何よりです。守は今散歩に行ってしまって留守
   なんです。>

相原は守の不在にほっとしたが声に出さないように気を付けて

  「そうですか、守さんの声が聞けないのは残念ですがマゼランに入ればすぐお会い
   出来ると思いますので…すぐそばまで来てる事、お伝えくださいますか?」(相原)
  <わかりました。航海のご無事を祈っております。>

相原は通信を切ってインカムを放り投げた

  「やったぁ!」

メンバーも握手して喜んだ

  「長官に報告だ!」

長官は時間があれば艦内を回っている。島は通信機を手に取ると藤堂に連絡を取った














  「イスカンダルのスターシアさん、あと1時間ほどでイスカンダルに到着します。」

YUKIはガミラスを通過した。全員がガミラスに向かい黙とうを捧げる…もしあの時デスラーが白色彗星の弱点を教えてくれなければヤマトの勝利はなかったかもしれない…

相原は黙とうが終わるとスターシアに連絡を取った。

  <こちらイスカンダル。ようこそお越しくださいました。マザータウンへ…>

スターシアが話してるところ横から守の声が入って来た

  <待っていたよ、遠いところはるばる来たな。気を抜かずしっかり操縦してくれ。>

相原はその声を聞きながら複雑な心境になったが

  「了解です。ではまた後で…」

そう言って早々に通信を切った。着陸態勢に入ったクルーも自然と笑顔が消えていた

  「YUKI、着陸態勢に入ります。全員ベルト着用!」

YUKIは間もなく大気圏内に入り眼の前に懐かしいイスカンダルの海が眼下に広がっていた。そこからもガミラス星が見える…YUKIはマザータウンの海を目指した