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続 さらば宇宙戦艦ヤマト 7

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  「今日はスターシアさんが食事会を開いてくれるそうだ。」

藤堂が全員を昨日通されたフロアーに全員を集めてそう言うと

  「やったぁ!」

と何処からともなく歓声が上がった

  「1時間後に最上階のフロアーに来てほしいそうだ。服装は自由で構わない。」

藤堂はそう言うとフロアーを出ていった

  「食事会だと!」
  「ココにいてもいつも食べ物があるから困らないけどな!」
  「地球にない食べ物だけどうまいよな!」

以前イスカンダルへたどり着いた時はすでに往路の時間をかなりオーバーしていてコスモクリーナーDを積んだらすぐ出発だったから余りゆっくりできなかった。工作班は搬入と梱包された荷物の確認、イスカンダルの技術を学んだりで忙しく生活班は食料品や医薬品の調達で忙しかった。航海班もイスカンダルが保有してるマゼラン銀河の資料や航海図の整理と復路の検討で忙しく機関室はもともとイスカンダルの技術を取り入れているのでヤマトのエンジンよりいいものをとより高い技術を学んだりしていた。

結局時間があったは戦闘班で他の班も交代で休暇を取ったもののイスカンダルを満喫するほどではなかった



時間になり最上階での食事会が始まった


  「みなさま、遠いところイスカンダルまでようこそ。以前はヤマトがここへたどり着き
   地球を救うコスモクリーナーDを持ち帰って無事任務を果たしてくれました。
   あの時私に力があればコスモクリーナーをお送りできたのに、と思うと皆様が大勢の
   犠牲を払ってここまで来てくれた事本当に感謝しています。
   今回、YUKIがまたイスカンダルまで来てくれてとても嬉しいです。
   以前来てくれた時の方がたくさんお亡くなりになられてとても悲しい事ではあります
   が、今日はその人たちと一緒に食事をしてると思って存分に楽しんでください。」

スターシアが話し始めると奥の扉が開き守が出てきた。守のそばに美しい金髪のセミロングの髪を揺らしながら少女が入ってきた

  「ご紹介します…守と私の間に生まれた娘です。名前はサーシア。ご存知の方も
   いらっしゃると思いますがサーシアは私の妹と同じ名前です。イスカンダルと地球と
   の架け橋になろうとして途中力尽き亡くなった妹の名前を付けました。」

そうスターシアが紹介するとサーシアは

  「サーシアです。よろしくお願いします。」

そう言ってペコリと頭を下げた。誰もが驚いていた。あの時から2年と過ぎていない…この少女はどう見ても地球人で言えば小学生ぐらいだったからだ。

  「みんなが驚くのも無理はない。イスカンダル人は大人になるまでの成長がとても早い
   2年もしたら地球人の二十歳くらいまで成長してしまうんだ。」

守がそう説明すると誰もが納得したようだった。

  「守、かわいくてしょうがないだろう?」

藤堂がにこやかに笑うと

  「えぇ、ただスクスク育ち過ぎて小さい頃を惜しんでる時間がありません。」

守はそう言って幸せそうに笑った

  「守…」

もう一人守を呼び捨てにできる男がこの中にいた

  「幕の内…」(守)
  「元気そうで何よりだ…よかった。」

幕の内はそう言いながら肩をたたくと自然と涙が出てきてしまった

  「泣くなよ…こんな大きな図体して…」

守が幕の内を慰めてる間にサーシアがスターシアの横に立った

  「イスカンダル王族の宮廷料理を今日はごゆっくり堪能下さい」

スターシアがそう言うと配ぜんするロボットが出てきて全員分の料理を持ってきた

  「どうぞ。」

スターシアの声で誰もが“いただきます”と言いながら食べ始めた