続 さらば宇宙戦艦ヤマト 8
クルー達はドッグを出ると英雄の丘に来ていた
「古代、ただいま…。ずっと一緒だったから報告するの…ヘンかな。」
島はそう言ってイスカンダルの花を隣のユキのレリーフに手向けた
「ヤキモチやくなよ。花は女性の方が似合う。」
山本もそう言って進のレリーフを触った
「そうそう、この球根…勝手に植えて大丈夫かな?」
島が手渡された球根を持って4人に聞くと
「大丈夫じゃねぇ?生えてきてスズランってわかったら手入れしてる人も抜いたり
しないだろ?」
南部がさらっと言う
「…そだな、植えちゃおうか」(島)
「植えちゃえ!」(南部)
キレイに植わってる芝生を途中拾った木の棒でグリグリザクザク堀り適当な深さに球根を入れた
「古代のヤツきっと“そんな植え方じゃだめだ!”なんて言ってそうだな」
山本が手に付いた土を払いながら言うと
「ははは、言いそう!」(太田)
「まぁ春に咲けばいいんです。…ね、ユキさん。」(相原)
そして5人はテレサのところで手を合わせた
作品名:続 さらば宇宙戦艦ヤマト 8 作家名:kei