二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

激ニブ星の恋人?

INDEX|26ページ/87ページ|

次のページ前のページ
 


「なんだ?」
銀時が眼を向けた。
そちらのほうに近づいていく。

すぐそばまで行くと足を止め、じっと銀時を見る。
「一体ェ、どーしたんだ」
「……こんなわけのわからん状態が続くのは嫌だ」
桂は銀時に告げる。
「やってみたら、ハッキリするかもしれん」
心を決めた。

桂は銀時に襲いかかった……!

「えっ、ちょっ、ちょっと待て……!」
戸惑い、制止する銀時にかまわず、その身体をソファへと押し倒す。
「えーッ、えーッ!? オメー、なに考えてんだ!!??」
「俺のことが好きなんだろう?」
「いや、たしかにそうだが! だが、こりゃ、なんか違うだろ!!」
銀時は猛抗議する。
だから、桂は眉根を寄せた。
「俺に抱かれたいのではないのか……?」
てっきりそういうことだろうと思っていたのだが。

「ちげーよ!!!」
銀時は思いっきり否定し、身体を起こした。
さらに、戸惑っている桂をとらえ、今度は逆に押し倒す。
押し倒されて、桂は眼を見張る。
「えーッ、えーッ!? おまえ、なにを考えているんだ!!??」
一体なんなのだ、この状況は!?
「なにって、俺がやりてーことやってんだ」
銀時は桂を見おろして、ドスのきいた声で告げた。
いたって真剣な表情である。
その顔が近づいてくる。
「まさか、おまえ、入れるほうがやりたかったのか……!?」
そんなことは想像すらしていませんでした。
などという言い訳が、今さら、通用しそうにない状況である。

桂の腕を押さえつける銀時の力は、あまりにも強い。
「銀時、やめろ!」
止める。
しかし、すでに距離は詰まっていた。
顔の近くに気配を感じたので、とっさに背ける。
すると、桂の左腕から銀時の右手が離れ、その手が桂の顔のほうにきた。
上を向かされる。
「銀」

キスされた。
ただし、おでこに。

銀時の身体が離れていった。
けれども、完全には離れず、ソファに身を横たえた桂を見おろしている。
そして、言う。
「あのなァ、こっちは、そんなヤケクソみてーに関係進められても嬉かねーんだよ」
「……」
「いい返事してほしいって気持ちはたしかにあるが、無理ならそりゃしょーがねェ。ただ、結論を、それこそ今みてェに急がねェでほしいんだ」
「……」
なにも言い返せなかった。

作品名:激ニブ星の恋人? 作家名:hujio