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激ニブ星の恋人?

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第二十四話 サンタ計画



今日の天気は、晴れ。
しかし、外に出れば寒い。
銀時は部屋の中で、さらにコタツに入って温まっていた。
部屋といっても万事屋ではなく、桂の家の居間である。
チラシ配布の仕事のあと、立ち寄ったのだ。
「銀時」
廊下のほうから、桂の呼びかける声が聞こえた。
居間の障子は開け放たれている。
廊下に、桂が立っている。
「どうだ、似合うか?」
そう問われ。
だが、銀時は答えない。
眼を見張ったままでいる。
桂は眉根を寄せた。
「……そうか、やはり似合わないのか」
低い声で言い、ガックリと肩を落とした。
銀時はハッと我に返る。
「そーゆーわけじゃねェよ!」
力いっぱい否定した。
そして、続ける。
「つか、なんでそんなカッコしてんだ!?」
「もうすぐクリスマスだ。サンタの格好をしていて、どこがおかしい」
「どこがって、普通クリスマスだからってサンタのカッコはしねーだろ。いや、違う。そこが問題なんじゃねェ、問題なのは、そのサンタのコスプレがスカートだってことだ!」
銀時は桂のほうをビシッと指さした。
さらに。
「しかも、そのスカート丈、短すぎるだろ!!」
怒鳴った。
すると、桂は小首をかしげた。
頭にかぶっている赤い帽子も揺れる。
「スカート丈はたしかに短いが、長い靴下をはいているから問題ないだろう?」
なにが問題なのかわからないといった様子で、赤いスカートの白くてふわふわした縁取りをつかむ。
やめろ!!!
銀時は叫ぶ。
ただし、心の中で。
桂の着ているサンタのコスチュームのスカートは膝上丈だ。
そして、膝上まであるハイソックスをはいている。
だから問題ない。
わけがねェだろ!!!!
力いっぱい銀時は思った。
短いスカートから伸びている脚は、ハイソックスをはいていても形がわかる。
男の脚とは思えない。
長くて、美しい、おみあしなのだ。
そのうえ、桂がスカートのすそをつかんだりすると、スカートとハイソックスのあいだの生足が見えたりする。
眼に入ってくると、つい興奮してしまう。
それが顔に出ていないか心配である。
作品名:激ニブ星の恋人? 作家名:hujio