続 さらば宇宙戦艦ヤマト ミオ編 1
「それにサーシァには元ヤマトのクルーが付いています。今訓練生ですが
そこに講師としてクルーの太田が派遣されています。私の孫娘も隣の基地
にいます。孫同士…のような付き合いをしていますからいつでも相談
できる環境です。」(藤堂)
「サーシァは今寮で?」(守)
「そう、今は寮だが…今、森さんに三浦に住んでもらっている。」(藤堂)
「三浦に?」(守)
「実は古代が三浦に家を建てていてな…もとの実家の所に…。まぁ誰も
住まないと痛む、と言うのもあって…どうも別荘代わりに建てたらしく
ユキの両親にも泊まりに行ってほしいとクルーに言ってたそうで…守の
了解も得ずユキの両親に住んでもらってしまったが…サーシァの実家に
なると思えば文句言わんだろうと思ってな…」(藤堂)
「…そうですか…進が…三浦に…」(守)
一人スターシアだけがわからない、と言う顔をしていたので
「スターシア、後でちゃんと説明するな…。」
と守が言うとスターシアはにっこり笑った。そこへアナライザーがミオと一緒に入ってきた。
「守サン、みおチャンハ地球ヘ行ッテモ大丈夫デス。さーしぁチャント
比ベルト成長指数ガユックリノヨウデスネ。多分ココカラ先ハ地球ノ
子供ト同ジれべるデ成長スルデショウ。さーしぁチャンの身長ガ167㎝
マデ伸ビル予定デスガみおチャンノ場合170㎝ヲ超エルグライニナリソウ
デス。」
アナライザーがライトを点滅させて報告した。
「ミオ、お姉ちゃんと同じところへ行こうか。」
守がミオに聞くと
「お父様とお母様と一緒なら行くわ。」
ミオはそう言って首を振った。
作品名:続 さらば宇宙戦艦ヤマト ミオ編 1 作家名:kei