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続 さらば宇宙戦艦ヤマト ミオ編 2

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  「ふぅん」(ミオ)
  「信じてたのに裏切られたり…いい事ばかりじゃないけど悪い事ばかりじゃ
   ないの。全部勉強だと思うといいわ。」

サーシァがにっこり笑う

  「そっか…私、大丈夫かな…」(ミオ)
  「大丈夫よ…私が付いてるわ。明日おじいちゃんが三浦に連れて行って
   くれるって。ミオは“森 ミオ”になるのよ。」(サーシァ)
  「森 ミオ?」(ミオ)
  「地球は“苗字”があって…島さんも“島 大介”南部さんは
“南部 康雄”
   って言うのよ。」(サーシァ)
  「お父様にも?」(ミオ)
  「お父様は“古代 守”ですって。弟さんは“古代 進”その婚約者が
   “森 ユキ”さん…。多分ユキさんの意識を感じる事があると思うわ。」

サーシァがそう言うと

  「感じたことないけど…」(ミオ)
  「けど?」(サーシァ)
  「YUKIに乗ってる間ずっと横にいた大きな艦があったの。だけど誰にも
   見えないみたいで…時々いなくなるのよ。不思議だなぁって思ってたん
   だけど…ひょっとしてそれ、って…」(ミオ)
  「それがヤマトだと思うわ。それにお父様の弟が乗ってるはず…そう、一緒
   だったのね。」

サーシァはユキの言葉を思い出していた。ヤマトは行くけどユキは付いて行かないと言っていたことを…

  「さぁそろそろ寝ましょう?明日、一日ゆっくり話せるし。」

サーシァはそう言うと枕元のライトを消して“おやすみ”と言った













  <サーシァ…よかったわね。ミオちゃんと会えて。>

ユキがサーシァの夢に出てきた

  「えぇ…本当に嬉しいわ。ユキさんのご両親にとてもよくしていただいてる
   のにこう言ったら申し訳ないけどやっぱり血の繋がった人が近くにいる
   って事はすごい事なんだ、って…」

サーシァが申し訳なさそうに言ったので
 
  <やだ、それって当たり前の事よ?気にしないで!でもミオちゃんの表情、
   サーシァちゃんがいると全然違うわ。離れててもお姉さんの事ずっと
   思っていたのね…いいなぁ~姉妹…>

ユキは笑いながらそう言った

  <古代くんはミオが自分に似てる、って実感がないらしいわ。中身も良く
   似てるのにね…ふふふ…ちょっと素直じゃない辺りも良く似てるわ。>
  「お父さんとお母さんはどうしてるの?」(サーシァ)
  <久々に週末サーシァがいなくて寂しいみたい。だけど明日ミオちゃんが
   来るからそれを楽しみにしてるわ。大丈夫よ、私の親よりミオちゃんを
   見てあげてね。>

ユキがそう言って笑いながらサーシァの意識から出て行った














  「おはよう。」

サーシァとミオが着替えてリビングに降りて行くとすでに藤堂は朝食を済ませていた。

  「随分ゆっくりだったな。昨夜は遅くまで話してたのか?」

藤堂は笑いながら紅茶を飲んでいた。

  「そうなの、姉妹トーク聞きたかった?」

サーシァがそう言いながら並んでいる朝食に“いただきます”と言いながら手を付けた。ミオもサーシァの前に座って“いただきます”と言った。

  「朝食がすんだら三浦に向かいましょう。」

ミオの横に藤堂の妻が座った。

  「はぁい」

テーブルにはバラのジャムが並んでいた