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a-o-wのボツ作品集

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「さぁまず案件の依頼料といきますか…まぁ当事務所では管理局のド・低・脳・共ッ!!とは違いちょっと、いやほんとちょ~ぉっとだけお高くなりますが、まぁ僕に任せればどんな依頼内容だって絶対ッ絶対ッぜぇ~ったいに完璧にこなすことができます!あなたがここを選んだのは大正解ですッ!!管理局の地上本部なんかに任せたところでなんの解決もなりません!!」
「ちょっとまってよレクサス。あなたなにか勘違いしてないかな?」
「勘違い!?あ、あぁそうでしたね~まず仲を深めるならお互い自己紹介をしなければ…ッ!」

一体どこで息継ぎしているのかな?よくもそんな長ゼリフをスラスラと…しかも噛まずにしゃべり続けれるな。レクサスは勢いよくその場に立ち私を中心に周りを歩き始める。

「僕の名前は『レクサス・A・インフィ』数年前から時空管理局地上本部から離れてここで案件や任務の遂行を行っています!歳は25歳、容姿端麗、学歴優秀、才色兼備、そしてあの超難関ともいわれている執務官試験を一発合格!!さらにさらに任務の成功率はなんと驚愕の100%!!さぁ僕の自己紹介は終了しました!次はフェイトさんの番ですよ?ん?」

「あ、え、はい…」

ごめんなさい、9割ぐらい話を聞いてなかったよ。
とりあえず、目の前にいるレクサスがどんな人なのか説明するね。
名前は『レクサス・A・インフィ』
特徴と言われれば…身長はパッと見、私と同じか、ちょっと低いぐらい。爽やか・ナチュラル系統の黒髪のショートヘア。そして何より…どこで息継ぎしているのかわからないぐらいの早口と滑舌の良さ。
とにかく、今はレクサスの質問に返答しよう。
自分の説明を終わったきり、私の返事を待ってるみたい。
ずっと硬直して目をパチパチさせてよほど気になるのかな?

「私はフェイト・T・ハラオウン。時空管理局地上本部で役職は執務官で…」

「ん?あれ、…僕の耳がおかしかったのかな?もう一度説明を求む」

「ッ!?あのっ私の名前はフェイト・T・ハラオウン!時空管理局地上本部で勤めていて役職は執務官なんだ!」
「はい、お帰り願いま~す」
「ふぇっ!?」

あ、あれ…?
なんか態度変わってないかな?

「レクサス様。ボージョレヌーボをお持ちしました」
「ヒツジさ~ん、この女にボージョレヌーボなんてもったいない。水道水を出してください」
「はっ。只今…」
「ちょ、ちょちょっちょっと待って!!なんかさっきと全然違うと思うんだけど!?」
「さっきと違う?あぁたぁりぃ前だぁ~セルシアの駒め!!久しぶりに超美人が僕の事務所に来たと思ったら地上本部の害虫だったなんて!!僕の純情を返したまえ!!あと僕の隣に座るな!しっしっ!!」
「座ってきたのレクサスじゃない」
「あ~失敗した。地上本部からは着信拒否にしていたのに超重要案件で超高額な成功報酬を依頼されたと思えばとんだ小娘一人のおまけ付きだなんて僕は全く気に乗らないなぁ~」
「任務でしょ?依頼されたならちゃんと受けないと」
「勘違いしちゃ困るよ~テスタロッサ。僕はね、成功報酬の額が7桁超さないと受け持たない主義なんだよ。今回はたまたま僕の希望通りに叶っただけの話なのだよ」
「7桁って…超高額じゃないかな!?」
「やっすい案件なんて地上本部のにわか執務官共にやらせておけば良いのだよ別に僕が出る幕なんて必要ないだろ?それよりさっさと君が持ってきたその大きな封筒を見せたまえ。それがセルシアが君に持ってこさせた案件の依頼書なのだろ?」
「あ、うん。はいこれ」

おそるおそる茶色の封筒をレクサスに渡す。

「あ、ヒツジさ~ん。消毒スプレーください。地上本部のウイルスが僕の手に着いてしまう」
「ささっ、これをどうぞ。ミッドチルダで製造されている強力な消毒剤でございます」

封筒を消毒スプレーで思いっきり消毒してから封を切る…よっぽど嫌いなんだな、地上本部。

「どれどれ~…んっん~…なになに…『ミッドチルダに湧き上がる時空管理局を妬んで叛逆を企てている落ちこぼれのゴミどもを駆逐せよ』だと?よかったなテスタロッサ。君にぴったりの依頼内容じゃないか」
「どういう意味かな?レクサス。ちょっと見せて」
「だぁぁっ!!僕に触れるんじゃない!!金髪が感染る!!」
「意味わからないよ。それに消毒なんかしなくても私は大丈夫だよ」

レクサスから書類を取り上げて案件の内容を確認した。
正式な案件内容はこうだ。
「ミッドチルダの東部、56区31番地…反時空管理局反対運動組織過激派集団の手から近隣住民を保護、また過激派集団とのわだかまりを解決されたし…なるほど」
「ようするに君はセルシアから雑用を押し付けられたようだね~案件の内容が完全に上層部が投げ出した信頼的問題じゃないか。まだ執務官に成り立てだというのにかわいそうに…う…うぅ…」
「そ、そんなことないよ!それに、こういう任務だってちゃんとした仕事なんだから!確かに私はまだ執務官のお仕事の内容は全部わかっているわけじゃないし」
「何を言っているんだテスタロッサ、君は執務官補佐の仕事を受け持っていた筈ではないか。まさかコネで免除してもらったとかそんなことは抜かさないよなあぁ~ん?」
「ちゃんと執務官補佐を受け持ったことあるよ!でもこうやって前線に立つことはあまりなかったし…ってちょっと待って。なんでそのことを知っているのかな?私とあなたは今日始めて出会った筈だよ?」
「君のことはその書類を見ている間に全て調べあげたよ~なかなか面白い生い立ちで感動秘話ではないか。本が一冊出せそうだ」
「ははっ、申し訳ございませぬハラオウン執務官。私が用意しました」

…と、ヒツジさんの片手にはデバイス越しに私のデータがズラリ。
いつの間に…。

「フェイト・T・ハラオウン。今はあのカッチコッチなあのハラオウンと同じ性を名乗っているが実は旧姓はフェイト・テスタロッサ。故プレシア・テスタロッサの一人娘『アリシア・テスタロッサ』のクローンとしてこの世に生を受け誕生したプロジェクトFの産物だ。プレシア・テスタロッサはありもしない理想郷『アルハザード』に行くため当時幼かった君を扱き使い管理外世界『地球』でドジっ子なスクライア一族の失敗により流されてしまったロストロギア『ジュエルシード』の回収へと召還された。だがそこで出会った高町なんとかと中二病みたいな戦いをして中二病みたいな友情を結び君の母親の勝手な行動で時空が歪む一大事を引き起こされてしまうが中二病な友情と努力でそれを回避することに成功した。それから半年後今度は昔々あるところに現在の時代の流れに追いつけなかったベルカの騎士どもが登場しまたもや時空間の危機が訪れるがこれもまた中二病的な友情で夜天の魔道書の機能を停止させるのに一役買うという功績を残した、だが実際はぶっぱぶっぱの戦争状態だったじゃないか。そしてその後、クロノ・ハラオウンの執務官という仕事に憧れた君は他にも幸せになれる道を全て捨てむさくるしくあつ苦しい狭き門である執務官試験に2回も不合格になりながらようやく念願だった執務官の資格をとることに成功した。以上」
「お見事でございます、レクサス様」
「いやいやいやいや凄いけど酷いよっ色々と!」
作品名:a-o-wのボツ作品集 作家名:a-o-w