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続 さらば宇宙戦艦ヤマト ミオ編 3

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南部の母の言葉にミオは耳を傾けた

  「ヤマトはうちの会社で造りました。随分昔の残骸を宇宙戦艦にすると
   聞いた時は“まさか”って思ったけど…本当にすごい戦艦が出来たわ。
   息子が乗り込むことになって…絶対に返ってくる艦を造るんだ、と主人は
   頑張っていました。今回残念な結果で…だけどイスカンダルのおかげで
   うちの息子は帰ってこれたと思ってるの。本当にありがとう。」

南部の母の心からユキの母と同じ気持ちがながれてきた

  (この人は本当に優しい方なのね)

ミオは自然と笑顔が出た






  「お待たせ…あれ、いいもの食べてる。俺が帰って来た時は夕食すらない
   時があるのに…彼女にはケーキですか?」

南部が車庫にエアカーを戻してリビングに入ってきた。

  「当たり前でしょう?レディをお迎えしてるのよ?康雄と一緒に扱うこと
   なんてできないわ。……そろそろあの子が来ると思うんだけど…」

南部の母が玄関の方を見るとロボットが何か応対してる音が聞こえてきた。

  「遅くなりました…」

南部より少し年上の男がリビングに入ってきた

  「…初めまして…南部 雄大と申します。」

雄大と名乗った男はミオに向かって会釈した。

  「この子は私の姉の子…康雄のいとこなの。南部重工業で極秘事項を扱って
   いるの。イスカンダリウムもダイヤモンド鉱石も全て管理してるの。もし
   地球上に出回ったら雄大がリークした、って事になるぐらい重要な仕事を
   してる子よ。」

南部の母はミオに雄大を紹介した
 
  「まぁそう言う事になるかな…よろしく。」

ミオは出された右手を見ながら自分も右手を出して

  「森 ミオです、よろしくお願いします。」

とあいさつした。南部の母と同じく暖かい心がながれてきた。

  (ここは大丈夫かもしれない)

ほっとした顔を見て南部も安心した。

  「じゃぁミオがケーキを食べたら行こうか。」

南部と雄大もソファーに座ってお茶を飲んだ















  「森 ミオはこのまま小学校にいさせるべきではないと思います。普段の
   勉強のレベルで試験内容をクラスの子と分けましたが…高校生レベル、と
   いうレベルではありません。彼女にもっといい環境を与えてあげたい
   と思うのですが…」

ミオが通う小学校の職員会議でミオの事が主任クラスの先生の中で話し合われていた。

  「このテストの結果を見ると…随分前になりますが彼女の姉、森雪さんの
   テストレコードと同じレベルです。彼女をすぐにでも大学へ編入させられ
   ませんか?」

特に担任は力説する

  「授業を担当していても聞かれる事にすぐ答えらえないんです。私の立場も…」

この一言には他の先生もうなずく

  「生徒から教わる事もたくさんありましたが…」

会議はなかなか終わらなかった














  「じゃぁ行きましょう。」

南部 雄大がエアカーを運転して後部座席に南部とミオが乗った。

  「行ってらっしゃい。ミオちゃんの為に夕食準備しておくから…向こう
   出る時間教えてね。」

南部の母が手を振って見送ってくれた。

  「ミオ、夜ご飯何食べたい?あぁ見えて料理は得意なんだ。昨日は何食べた?」

南部が聞くと

  「俺、ハンバーグ!」

南部 雄大が入ってきた。

  「おまえじゃねぇって!ミオに聞いてるの。お昼にグラタン食べて…」

すぐ南部が突っ込む

  「でも…お昼もごちそうになって夜も、なんて…お母さんにおこられちゃうわ」

ミオが遠慮してそう言うと

  「大丈夫だよ、さっきサーシァ経由でメール入れといてもらったから。
   ごめんね、先回りして!」

南部が悪びれず言った。余りに先回りされてしまったのでミオは何も言えなかった。

  「こいつさ、いつもそうなの。人の一歩先を見てるんだ。それにねおばさんの
   料理本当においしんだよ。食べて行った方が絶対いいって。若い時に有名な
   ところで修業した、って聞いてるよ。」

と、ここでミオの携帯が鳴った