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続 さらば宇宙戦艦ヤマト ミオ編 3

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  「ここがイスカンダルから持ち帰ったものを保管してる倉庫。これだけは
   何があっても守らなくてはいけないという事で地下都市の家族しか知らない
   倉庫に隠してあるんだ。」

南部 雄大が運転してたエアカーは砂漠で止まりそこにある地下都市の入り口のエレベーターに乗ってたどり着いたことろだった。

  「ここ、絶対安全なんですか?」

ミオが聞くと

  「ここは地下都市ができる前から南部財閥が地下倉庫として開発した所で
   他にもたくさんの物質がおさめられている。複数ある倉庫の一つをもっと
   掘り下げて造られたから誰も知らない。知ってるのは康雄の親父と俺の
   親父と康雄のお母さんだけ。」

特殊なカギで壁と同化してる扉が開きその下に階段が現れた

  「気をつけて…」

南部がミオの手をとって下へ降りる…明かりをつけると

  「…まぶしい…」

そこは少しの明かりを反射させまばゆい光を放つダイヤモンド鉱石が山積みされていてその横にコスモナイトのような光るイスカンダリウムが山積みされていた。

  「イスカンダリウムはある化学反応をさせるとエネルギーと化してその
   副産物として放射能を撒き散らすわ。ただ、こうして積み上げておくだけ
   なら無害…そしてガミラスにも同じ物質がある…それはガミラシウム。
   ガミラスは火山の噴火で化学反応が起きて放射能に侵された星になって
   しまった…おそらく地球上でもその化学反応が起きる可能性はゼロとは
   言い切れない…」

ミオがイスカンダリウムを触った瞬間碧い電気のようなものが見えてミオの脳裏にテレサが一瞬現れて消えた


  「ミオ!大丈夫か?」

ミオは一瞬気を失って南部に支えられていた

  「…私?」
  「大丈夫か?立ちくらみか?」

南部 雄大も声を掛ける

  「いえ…テレサさんがいたの。」(ミオ)
  「テレサ?」(南部)
  「何度も夢で会ってる…そのテレサさんが現れたの。…きっと何か意味が
   あるんだわ。」

ミオはそう言ってもう一度イスカンダリウムに触れたが何も起こらなかった

  (テレサさんは反物質世界の人…叔父様たちと手を取って戦う事が出来な
   かった方…最期、ヤマトと共に巨大戦艦へ…だけどヤマトにイスカンダリ
   ウムは積んでいない…テレサさんとイスカンダルを繋ぐもの、って何?)

その時ミオの脳裏に火星で不時着した叔母のサーシァが乗っていた宇宙船が過った

  「南部さん、私、火星に行きたい。」

突然の申し出に南部が固まっていると

  「叔母の宇宙船にヒントがあるかもしれないの。」

ミオが言うと

  「それなら南部重工業の別の倉庫にあるよ。今造ってる戦艦はその宇宙船の
   エンジンをまねてるから…あの宇宙船のは小さいエンジンだからね。
   すぐに見れるよ。」(南部 雄大)
  「見せてください!」(ミオ)

三人はその倉庫を出て少し離れた倉庫へ入って行った