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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル

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……その呆然とした呼びかけに、応える声は聞こえてこなかった。


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<16話のあとがき>

消化試合二試合目……と言いつつ、実はそれなりの文量なんですよね……
雪姫先輩メインだった頃より、長くなってるような(汗)

硝子の大胆改変を、またやってしまいました。
オバケの話にゲラゲラとか、ホントはイメージじゃないかもしれないんですけどね……
でも意外とこんな感じなんじゃないかと。
電車の中でも、硝子が一番はしゃいでたりしてたじゃないですか。何気に毒舌家でもあったし。
彼女は結構意外性の固まりなんじゃないかなーと。

そして、仮にもヒロインの一人なのにゲロ吐かせたり……
……硝子ファンの方には申し訳ないんですけどm(__)m
計佑をカッコよくするために硝子ちゃん使わせてもらいました。
原作後半の計佑くんは、あんまいいトコないのでね……
ヘタれてばかりだったし……それはいかん!! というワケで、
思いついたアイディアはどんどん盛り込んで計佑を上げていこう、と思いまして……

まあこの一件で、硝子の中でも計佑の株はさらに上がったという感じで。

雪姫が「計佑くん、元気になったんだね」と安心するシーンがありますが、
雪姫の中で計佑が元気かどうかの判断は
『私のことを構ってくれるかどうか』で行われています(^_^;)
計佑が、いつも通り自分の挙動にあたふたしてくれたことで「立ち直ったんだ」と判断した感じかな……
ちょーっと自己中ぽいかなぁ……でも僕の中では、雪姫の本質は『ワガママな子供』なのです……

硝子ちゃんの腹黒チェック。
腹黒の一。『……白井先輩は私の憧れの人だし』、 果たして本心では……?
腹黒のニ。……白井先輩とのコトは応援できない。……だってあの人は…… →このセリフの続きは、書けたとしても後日談とかそんなとこかなぁ……
腹黒の三。ゲロったなんて恥を明かすことになっても。計佑の優しさは貴方だけにじゃないんだと主張。
腹黒の四。まくらの存在を明かす。だから貴方が割り込んだって無駄なの、って感じで。
腹黒の五。悔しそうな顔をする。自分の爆弾が不発に終わったどころか、全て逆襲をくらったので。
うーん。まあまあ腹黒要素もりこめた、かな……?

今回は硝子から雪姫への攻撃が2つありましたが、
1つは完全にスルー+逆襲、もう1つも結局逆襲にあってしまいました。
タイミングが悪かった感じかも。
次回、雪姫にはちょっと変化があるんですけど、
それ以降だったら最初のような攻撃は通じたかもですが……残念硝子ちゃん(-_-;)
このゲロ話暴露失敗は、二重に悔しいですね。
攻撃が不発、どころか雪姫からの「計佑くんのことならわかってるの」
逆襲を喰らわされちゃったんですからねー。
その怒りもあっての、まくらのコト暴露とかそんな感じ?

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──まあハッキリと伝えていた計佑くんにすら分かってもらえなかったりしたぐらいだし。
意外とこういうのは分からないものなのかな……
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なんだかんだでちょっと天然の雪姫ちゃんは、人の恋心とか察することができません。
まあ、人がいいってコトなんですけどね!!  基本的に人を疑わないというか。
僕の中の雪姫先輩が疑うのは、下心のある男限定です。

硝子の「目覚くんには相手がいますから」発言にショックを受ける雪姫先輩。
ただの痛い女のコだったら、ヒトの言うことなんてガン無視で、ただ計佑だけを盲信しちゃうとこかも。
「私のカレが浮気なんてするワケないわ!!」みたいな。
そういう女性ってなんかアメリカサスペンスドラマとかでよく見かける気がする……気のせい?
ともあれ、雪姫先輩はその手のバカ女とは違うので、ちゃんと硝子の言うことにも耳を貸すのです(^^)

計佑くんの嫉妬を盛りました。
本編では雪姫に対して妬くことはなかったもんなぁ……まくらばっかりで(T_T)
ああ……思い返すとホント、雪姫先輩は本編では完全ピエロだったですよね(T_T)
……って思ったんですが、パコにさらわれた雪姫を発見した時、もしかして妬いてたんでしょうか!?
……んー、でも原作のアレはなんか……なんか僕の中では嫉妬って感じじゃなくて。
だからここの小説の中では、僕には、これは嫉妬!! って感じられるように改変してみたつもりです。

トップページの予告通り、カリナの見せ場。
実は3人の中で一番エロく喘ぐってやつがそれ(^_^;)
いえ、それは冗談として、ホントはカリナの活躍は最終回の26話を考えてます。
といっても15話での茂武市程度の、ちょっとした相談相手ってかそんな感じなんですけど。

呪いが解けなかったらどうなるか、隠そうとするまくら。
解く方法をごまかした時同様、「話すことは禁じられてる」
と言う手もあったのですが、万一全て失敗して最悪なコトになった時……
どれだけ計佑が苦しむかと考え、一応これは後でちゃんと話す気があったということで。

『ごめんなさい……でもこれで、最初で最後にするから』
健気なまくら……原作だと『卒業するよ』でしたね……
でもこの時点で完全に卒業されると話が続かないので^^; 
ちょっと変えちゃいました。
けどあのセリフはすごいよかったと思うので、そのウチ使わせてもらおうかと。
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第17話 『ホタルから見たこの世界。妬心の目覚め「どうして私、胸が痛いのかな……」』

 <17話>


「……まくら……?  どこにいるんだ?」

 きょろきょろとあたりを見回す計佑だが、突然消えてしまったまくらを視界に捉える事は出来なかった。

──……え……なんで? あいつ、消えたりなんてコトはできなかったハズなのに……

 ドクドクと、心臓が不安に鼓動を強める。
 まさか、自分にも認識できないような状態になったのだろうか?
そんな事を考え、そばにいる筈のまくらに、声を荒げて問いかける。

「おい、まくらっ、いるんなら何か合図をしてくれっ!!
何か持ち上げてみせるとか、音を立ててみるとか!!」

 そう言葉をかけてから、しばらく様子を見る。──何も起きなかった。

──……っく……そうだ!? アイツはモノにさわれなくなったコトもあった……
  今がそうなんじゃないか?  それにたまたま、オレにも見えなくなる状態が同時に発症した、とか……

 そんな答えを出して、最悪の可能性からは目を逸らす。

──そうだよ、なんで悪いほうにばっかり考えてるんだ……きっと、身体が目覚めたんだ。だから魂が戻ったとか、そうに決まってる……!!

 母に電話しないと。今頃、病院から吉報を受けてるかもしれないし。
 そう考えて、ケイタイをとりだした。開こうとして、──震える手から、携帯がこぼれ落ちた。
震えが、手から全身へと広がっていく。
 まくらが消える直前に気付いた『最悪の可能性』。その事が頭から離れない。