二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

機動戦士ガンダムRS 第41話 立ちはだかるもの

INDEX|4ページ/6ページ|

次のページ前のページ
 

            ※

 η艦隊は、コロニーメンデルに到着した。
「コロニーメンデルの港内に戦艦の艦影4を確認しました。
うち1隻は、アーガマもどきです」
 ステファニー軍曹が敵情報を報告した。
「どうやら我々の方が遅かったようだ。
だが沈めさえすれば結果は、同じ。
例の2機は、少々興味はあるが船もろとも撃墜します。
こっちも発進準備だ。
今日こそちゃんと仕事をしないと」
 そういうとサオトメは、ブリッジを後にした。
「本艦は、これより戦闘を開始する。
主砲、副砲発射準備。
ミサイル発射管全門、装填。
主砲、照準。
目標、アーガマもどき」
 ブライアン艦長は、ここで決着をつけようと決心していた。

            ※

 それは、アークエンジェルでも確認できた。
「接近する大型の熱量感知。
戦艦クラスのものと思われます」
 サイ二等兵が報告した。
その報告にノイマン少尉とラミアス艦長が驚いた。
「距離700。
オレンジ11、マーク18アルファ、ライブラリ照合。
あの艦隊です」
 サイ二等兵がラミアス艦長に報告した。
「総員、第一戦闘配備」
 ラミアス艦長が命令するとサイ二等兵が艦内放送で第一戦闘配備を呼びかけた。
フラガ大佐が乗るドレッドノートガンダムは、一足速く発進準備を行おうとしていた。

            ※

 その報告はクサナギ、エターナルとドミニオンにも伝わった。
「アスラン」
「ああ」
 キラ大尉とアスラン中佐は、既にフリーダムガンダムとジャスティスガンダムに搭乗していた。
キラ大尉が言いたいことは、アスラン中佐には伝わっていた。

            ※

 ドゴス・ギアは、メンデルを攻撃圏内に収めた。
「主砲2番、撃て」
 ブライアン艦長の命令でドゴス・ギアの長砲身単装メガ粒子砲2番が発射した。
見事メガ粒子砲は、メンデルの入港口近くに命中した。

            ※

 その衝撃は、メンデル内にいた人々を襲った。
「アークエンジェル発進。
港の外へ出る」
 ラミアス艦長は、迎撃に出るよう命令した。
「ラミアス艦長」
 その時クサナギから通信が入った。
「クサナギの状況は?」
 ラミアス艦長はエターナル、クサナギとドミニオンの状況を聞いた。
「出られる。
大丈夫だ」
「ドミニオンも問題ありません」
 キサカ艦長とバジルール艦長が答えた。
「エターナルは、まだ最終調整が完了していない」
 バルトフェルド艦長がエターナルの状況を報告した。
「分かりました。
では、港の中で待機を。
死神のことです。
挟み撃ちをしてくる可能性も十分考えられます」
 ラミアス艦長は、既にさらに自分たちの分が悪くなる戦略を考えられる余裕が持てていた。
「解った。
すまない」
 バルトフェルド艦長は、申し訳なく謝ると通信が切れた。
アークエンジェルは、発進した。
「イーゲルシュテルン、バリアント起動。
艦尾ミサイル発射管全門装填」
 ラミアス艦長が戦闘準備を命令した。

           ※

 ドゴス・ギアでは、ガンダムサイガーがカタパルトに固定された。
「進路クリア。
ガンダムサイガー、発進どうぞ」
 マーネリー軍曹が発進準備が完了を伝えた。
「アツシ・サオトメ、ガンダムサイガー出る」
 サオトメは、ガンダムサイガーを発進させた。

           ※

 それは、アークエンジェルでも確認できた。
「敵艦よりマン・マシーンが発進しました」
 ミリアリア二等兵が敵艦の動きを報告した。
「クルーゼ少将、フラガ大佐」
 ラミアス艦長は、クルーゼ少将とフラガ大佐に出撃命令を出した。
「了解、出撃する」
 そういうとクルーゼ少将が乗るドレッドノートガンダムが出撃した。
「ドレッドノート二番機、発進どうぞ」
 ミリアリア二等兵がドレッドノートガンダム二番機の出撃準備が完了したことを伝えた。
「行くぜ」
 フラガ大佐の乗るドレッドノートガンダム二番機が出撃していった。
「アスラン・ザラ、ジャスティス出る」
 アスラン中佐の乗るジャスティスガンダムが出撃した。
「バスター、行くぜ?」
 ディアッカ大尉が発進の許可を求めた。
「バスター発進、どうぞ」
 ミリアリア二等兵が許可を出すとバスターガンダムは、発進した。
「キラ・ヤマト、フリーダム行きます」
 キラ大尉の乗るフリーダムガンダムが発進した。
「バスターとストライクは、アークエンジェルの援護を」
 ラミアス艦長は、ディアッカ大尉とフレイ少尉に命令した。

           ※

 キラ大尉は、サオトメが駆るガンダムサイガーを確認した。
「アスラン、サオトメだ」
 キラ大尉は、アスラン中佐に教えた。
「うん」
 アスラン中佐もガンダムサイガーに気付いていた。

           ※

「デブリに気を付けて。
特にテザー用のメタポリマーストリングは、危険よ」
 ラミアス艦長がデブリとメタポリマーストリングに注意するよう警告した。
「解ってます」
 ノイマン少尉も重々承知していた。

           ※

 クサナギとドミニオンも艦載機を収容し発進した。
「出港後、最大戦速。
アークエンジェルの左舷に付く」
 カガリが命令した。

           ※

 サオトメは、羽付きガンダムとゲタ背負いガンダムに牽制のメガビームライフルを撃った。
2機は、軽々と回避した。
羽付きガンダムがビームサーベルを構えて切りつけてきた。
サオトメは、メガビームシールドで2回の斬撃を防ぐとカスタム・ビームザンバーの副刀で突いた。
羽付きガンダムが後退すると今度は、ゲタ背負いガンダムがビームライフルの連撃で攻撃してきた。
サオトメは、その攻撃をかわした。

           ※

 ドミニオンでは、敵艦隊の動きを探っていた。
「死神艦隊及び不明艦隊は、前進してきます。
進路グリーン94、マーク3、ブラボー」
 ブリッジオペレーターが報告した。
「ミサイル発射管、1番から6番、コリントスの終端誘導を自律制御パターンBにセットして装填。
照準、オレンジアルファ17から42まで5ポイント刻みの射角で発射せよ。
同時に転進、進路インディゴ13、マーク20チャーリー、機関最大」
 バジルール艦長は、艦載機の発進を終えるとそう命令した。
「そんな明後日の方向にミサイルを撃ってどうするんです?」
 アズラエル大統領は、たまらず質問した。
「解らないなら黙っていて下さい」
 バジルール艦長は、気が散るため戦闘中は話来られる困った。
ドミニオンからミサイルが発射された。

           ※

 ディアッカ大尉は、対装甲散弾砲を撃ちデブリに隠れたユーピテルの右腕を破壊することに成功した。
 フレイ少尉は、1機のマールスとシュベルトゲベールでつばぜり合いをすると押し勝ち飛ばした。
敵の僚機が援護射撃するのを見越して僚機にクスィフィアスレール砲とシヴァを撃った。
「私だって腕前は、ちゃんと上がっているのよ」
 フレイ少尉は、オーブ防衛戦での技量と今の技量が明白に違うと感じていた。

           ※