ガンダム 月の翅
「クロードさん!!!」
レトから通信が入った。
「どうした!?」
「レプリがヒノモトを連れ出した!」
レプリはヒノモトをカントのもとへ連れて行き、彼を渡すとそのまま引き返していった。
「ご苦労レプリ。救援が来るまで隠れましょう」「どうするのだ?」
カントは掘削作業中の機体を指し「あれで下に降ります」と言った。
レプリは掘削の作業を見ていた。
「ん?手伝うのかい?」作業中のメイが話しかけた。
「はい、あれを貸して頂けますか?」
「アラクネ?いいけど…ちゃんと使いなよ?」
レプリはアラクネに乗るとあらぬ方向へ歩き出した。
「あぁもう言わんこっちゃない…そっちじゃないよこっち!」
メイの声は届かない。
「様子が?」
「そう、なんていうか、人が変わったみたいな…」
クロードとレイはレプリを探していると外に出ていた。
「何してんのアンタ・・・?」
「レプリを見なかったか!?」
「え?レプリならあれに」
といってメイが指をさした方向で一機のアラクネが大地から消えた。
「っ…!やられたっ・・・」「えっ?」メイが困惑している。
「レプリは乗っ取られていたんだ!」



