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　1機のジンが敵機に向かってスナイパーライフルを撃った。
　1機のユーピテルツヴァイがビームサーベルで1機のM1アストレイに切りかかったがシールドで防がれた。

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　遊撃艦隊は、なおも敵艦隊に向け主砲を撃っていたがナスカ級3隻が互いに接近し三角形の形になり回転すると一斉に主砲をマゼランに撃った。
しかし主砲は、マゼランをかすめただけで致命傷にはならなかった。
「突破する。
ラミアス艦長、バジルール艦長」
　バルトフェルドは、2人に引き際だと伝えた。

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　それは、ラミアス艦長も気づいていた。
「信号弾」
　ラミアス艦長の命令でアークエンジェルとドミニオンは、信号弾を撃った。
それにディアッカ大尉とアスラン中佐が気付いた。
「ドレットノート、フラガ機とクルーゼ機がデュエルダガーに抱えられ帰艦中」
　ミリアリア二等兵が報告した。
その時デュエルダガーから通信が入った。
「フラガ少佐が負傷しています」
　その言葉にラミアス艦長が驚いた。

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　1機のユーピテルツヴァイは、1機のM1アストレイにビームサーベルで切りかかったがシールドで防がれた。
そして弾き飛ばされ素早く懐に飛び込むとビームサーベルを逆手に持ちコックピットを貫いた。
そこにミサイルを撃ってきたジンが1機いたが僚機がビームライフルでそのジンを撃墜してくれた。
さらにスナイパーライフルを持ったジンもビームライフルで撃墜した。
そしてバズーカで狙っていた1機のジンを上空から飛来しすれ違いざまに右腕を破壊した。
近くにいたM1アストレイがビームサーベルを抜刀しようとしたがユーピテルツヴァイが早く右腕を破壊した。
そのM1アストレイは、距離を取ろうとしていたが背後から近づいてきたビームサーベルを持った僚機がコックピットを破壊した。

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　クロト少尉は、レイダーガンダムをモビルアーマー形態でリズィーシーガンダムに接近するとモビルスーツに変形させた
「これで」
　そして連装52mm超高初速防盾砲を発射したが回避された。
ツォーンも撃ったがシールドで防がれた。
そして2本のビームサーベルのビームを合わせ十字に合わせるとこちらに投げつけてきた。
無論クロト少尉は、回避し連装52mm超高初速防盾砲で狙ったが後方ではマールスが回収しまた投げつけてきた。
クロト少尉は、それを回避しきれず右脚を切られた。

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　フレイ少尉は、引き際を感じていた。
「このままでは、やられるのも時間の問題よ。
エターナルへ帰艦するわよ」
　直後上空から1機のユーピテルツヴァイが切りかかってくるのを確認した。
その攻撃を回避するとフリーダムガンダムを抱えエターナルに帰艦しようとした。
それをデュエルガンダムアサルトシュラウドが175mmグレネードランチャー装備57mm高エネルギービームライフル、シヴァと220mm径5連装ミサイルを撃って援護した。
「やったよ、フレイ」
　その帰路の途中キラが通信を開いて教えた。
「僕がやっつけたんだ」
　フレイ少尉は、その言葉を聞いてうれしさは確かにあるのになぜか悲しみもあった。

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　フラガ少佐は、傷が痛むのか表情が曇ったままだった。
アークエンジェルでは、中破した2機のドレットノートガンダムを抱え込んだ2機のデュエルダガーがアークエンジェルに収容されようとしていた。

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　遊撃艦隊の集中砲火で旗艦チョムスキーが被弾した。
その衝撃は、ブリッジを襲った。
「プラズマ残滓が抑制できません」
「総員、退艦。
これからこのチョムスキーをマゼランに特攻させる」
　艦長は、特攻を決断し総員に退艦命令を出した。

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　それは、イザーク大尉も気づいた。
「チョムスキーが」

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　サウス大尉は、ビームマシンガンで1機のガンダム量産機を撃墜するとグレネードで1機のガンダム量産機を撃墜した。

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「逃がすか」
　1機のユーピテルツヴァイは、改良型換装ガンダムと羽付きガンダムに向けビームライフルを撃ったが回避された。
そしてフルアーマー白兵戦型ガンダムの邪魔が入った。

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　それは、エターナルでも確認できた。
「援護しろ。
副砲、撃て」
　バルトフェルド艦長の命令で追撃してくる2機のユーピテルツヴァイに66mm連装レールガンが発射された。
その攻撃で2機のユーピテルツヴァイは、追撃をやめた。

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　チョムスキーは、ひどい損傷を受けたがマゼランに特攻することができその隙にエターナルとクサナギは遊撃艦隊を突破した。
エターナルのカタパルトにストライクアヴェンジャーとフリーダムガンダムが着艦した。
　誘爆を起こすチョムスキーをエターナルが通り過ぎる時アスラン中佐、バルトフェルド艦長とラクスがチョムスキーに残った艦長に敬礼した。
よく見ると艦長も敬礼していた。

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　引き際なのは、ブライアン艦長も感じていていた。
「信号弾」
　ブライアン艦長の命令でη艦隊は、信号弾を発射した。
それにミサキ中尉とウォーレン中尉が気付いた。

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　シホ少尉は、チョムスキーがマゼランと一緒に爆沈したのをただ呆然と見ていた。
「こちらも撤退する。
残存部隊は、座標デルタ0に集結しろ。
俺たちの任務は、補給艦護衛だ。
無事に艦を基地に帰還させるぞ」
　イザーク大尉が残存機に命令した。
シホ少尉は、デュエルガンダムアサルトシュラウドに続いて集合ポイントに向かった。

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　ドミニオンのモビルスーツデッキでは、クロト少尉が激戦に疲れ果て息を切らしていた。

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　アイリス曹長は、ドゴス・ギアの廊下を進んでいた。
(サオトメ隊長。
本当にいい人だな。
すごく不器用で鈍感なところもあるけど行動力があって優しい人)
　アイリス曹長は、サオトメのことを考えると言い知れぬ安心感に包まれていた。
(こうして隊長のことを考えるとなんだか私は)
　そんな自分がおかしかったのかアイリス曹長は、自分を笑った。
(戦闘は、頼れるけど私生活では頼れるかすごく微妙なところかもしれないけれど。
でもそういうところも含めて私は、隊長に興味を持ち始めたのかも)
　やはりこんな分析をしている自分がおかしくてアイリス曹長は、自分を笑った。
「もっと隊長と仲良くなれたらな」
　そんなことをつぶやきながらアイリス曹長は、無意識にサオトメを探していた。

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　スティーブ少尉は、リクリエーションルームで本を探していたがあいにく読みたい本は借りられていた。
しょうがないので別の本を読もうと違う本棚に向かった。
「おお、ちょうどいいところにいてくれるじゃないか」
　そこにシーサー少尉が現れた。
「ああ、シーサーか。
どうした？」
　スティーブ少尉は、妙にハイテンションなシーサー少尉に疑問を感じていた。
「早速なんだけど」
「おい、声が大きいぞ。
一応図書室なんだからもう少し静かにしろ」
　スティーブ少尉は、シーサー少尉を落ち着かせた。