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機動戦士ガンダムRS 第45話 悪夢は再び

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 そして全艦主砲とミサイルを撃ち戦いの火ぶたが切って落とされた。
その猛攻をかいくぐりお互いの機動兵器が急速に進軍した。

      ※

「今こそその力を示せ。
奴等に思い知らせてやるのだ。
この世界の新たな担い手が誰かということを」
 1機のメビウスが有線誘導式対艦ミサイルを2発発射したところで1機のユーピテルに乗られユーピテル・バズーカの零距離射撃で撃墜した。
1機のユーピテルツヴァイは、肩部240mmロケット砲を5発撃つとビームライフルで2機のメビウスを立て続けに撃墜した。

      ※

「大量破壊兵器を例え1回でもコロニー軍に使用されては、なりません。
討たれる謂われ無き人々にその光の刃が突き刺さればそれは、また果てない涙と憎しみを呼ぶでしょう」
 エターナル艦隊では、ラクスがパイロットたちを鼓舞した。
皆の脳裏には、ジョシュアのことが浮かんでいた。

      ※

 1機のジンがキャットゥスを1発撃ち1機のデュエルダガーが57mmビームライフルを2発撃った。
1機のジンがユーピテルツヴァイに76mm重突撃機銃を撃ったがビームライフルで反撃され撃墜された。

      ※

 η艦隊のマン・マシーン隊も戦場に到着した。
「やっぱり前よりいっぱい居るな」
 キグナン少尉が敵の多さに感嘆した。
「雑魚ばっかりというのもおもしろくないけど」
 ニール少尉は、敵の歯ごたえのなさを不満がった。
「どうでもいいよ。
出ろって言われれば出て討つだけさ」
 モーリス少尉は、ただただ命令に従う感じだった。
ガンダムサイガーのメガビームライフルの発射を合図に各機は、ロッテ戦術で分散した。

       ※

「ピースメーカー各隊、発進を開始せよ」
 地球軍別働艦隊から続々とMk5核弾頭ミサイルを装備したメビウスがヤキン・ドゥーエ攻略艦隊を目指して進軍していた。

       ※

 バルトフェルド艦長は、懐中時計を見ていた。
「私たちは、間に合わなかったのかもしれません」
 ラクスが悲しそうな表情でつぶやくとバルトフェルド艦長は、振り返った。
しかし何もいい言葉が思いつかなかったのかかける言葉がなくただただ見てるだけだった。
「キラ・ヤマト、フリーダム、行きます」
 キラ大尉がそういうとフリーダムガンダムが発進した。
「アスラン・ザラ、ジャスティス、出る」
 アスラン中佐がそういうとジャスティスガンダムが発進した。
「フレイ・アルスター、ストライクアヴェンジャー、行きます」
 フレイ少尉がそういうとストライクアヴェンジャーが発進した。
「ムウ・ラ・フラガ、ドレットノート、出るぞ」
 フラガ少佐がそういうとドレットノートガンダムが発進した。
「ディアッカ・エルスマン、バスター発進する」
 ディアッカ大尉がそういうとバスターガンダムが発進した。
アークエンジェルのブリッジにいる面々は、重々しい表情でモビルスーツ隊を見送った。
「ミーティア、リフトオフ」
 フリーダムガンダムとジャスティスガンダムは、ミーティアとのドッキングを行った。
ミーティアはMSに戦艦並みの推力と火力を付加する装備に至り大口径ビーム砲、大量のミサイル、長大な艦船破壊用ビームソードなどを備えジンハイマニューバで使われたエンジンのデータが基になっている推進器の高推力を使用して戦域の各所へと高速移動する事できる戦略兵器である。
「平和を叫びながらその手に銃を取る。
それもまた悪しき選択なのかも知れません。
でもどうか今この果てない争いの連鎖を断ち切る力を」
 平和を叫びながらモビルスーツや核を使用する。
矛盾しているのは、わかる。
しかしそれでも討たれる謂われ無き人々を護るためその業をラクスは、背負おうとしていた。
フリーダムガンダムとジャスティスガンダムは、ミーティアの高機動エンジンを駆使して戦場に向かった。

      ※

 サオトメは、1機の新型モノアイ量産機に急速接近するとコックピット部分を蹴って撃墜した。
さらにビーム射撃火器全てを駆使して1機のジンと1機の新型モノアイ量産機を撃墜した。
そしてメガビームライフルの1射で4機の新型モノアイ量産機を同時撃墜した。
 ケイト准尉は、ビームライフルで2機のメビウスを立て続けに撃墜するとモビルアーマー形態の黒い変形型ガンダムを見つけた。
「あれは」
 ビームライフル4発を撃って攻撃したが回避されモビルスーツに変形した。
今度は、ビームライフルと腰部大型4連装ランチャーの一斉射で攻撃したがハンマーについているワイヤーを回して実体シールドのようにして防いだ。
やはり自分には、荷が重すぎるのかと苦しい表情をした。
 サオトメは、カスタム・ビームザンバーを右手に持たせると1機の新型モノアイ量産機に急速接近すると左右真っ二つに切って撃墜した。
 その時ケイト准尉は、艦隊にモビルアーマー隊からなる別働隊が接近しているのに気付いた。
「核」
 ケイト准尉は、モビルアーマーが装備しているミサイルを拡大してその正体を突き止めた。
黒い変形型ガンダムは、モビルアーマー形態で機関砲をケイト准尉に向け撃った。
しかしケイト准尉は、回避した。

       ※

 ピースメーカー隊は、どんどん艦隊に近づいていた。
そして敵を射程圏内に捉えると核ミサイルをコロニー軍艦隊に向け発射した。


       ※

「あのミサイルを落とせ。
艦隊をやらせるな」
 ケイト准尉は、マン・マシーンが使用する周波数で全機に命令した。
それを聞いたユーピテルの何機かが核ミサイル破壊のため動いた。

       ※

「やらせないよ」
 1機のゲイツは、ビームライフルを連射して核ミサイル迎撃に向かったユーピテル2機を撃墜した。
「駄目だよ、あれは。
綺麗なんだぜ?」
 1機のバスターダガーが超高インパルス長射程狙撃ライフルで核ミサイル迎撃に向かった2機のユーピテルツヴァイを撃墜した。

       ※

 黒い変形型ガンダムは、モビルスーツ形態で機関砲でケイト准尉を攻撃した。
ケイト准尉は、核ミサイルが破壊できないため焦りを見せていた。


       ※

 アズラエル大統領は、勝利を確信していた。

       ※

 核ミサイルに向けガンダムサイガーが接近していた。
そして攻撃可能範囲に入ると意識を集中した。
「バイオセンサーよ、一番熱量の高いミサイルだ。
当たれ」
 バイオセンサーが照準をロックしたと同時にサオトメは、引き金を引いた。
その結果核ミサイルは、全て艦隊に命中することなく迎撃された。

       ※

 その光景は、地球軍兵士も見ていた。
とりわけピースメーカー隊は、ユーラシア連邦指揮下のためユーラシア連邦の驚きは、すごかった。
そんな戦場にミーティアと合体したフリーダムガンダムとジャスティスガンダムが到着した。

       ※

 それは、サオトメも気付いた。
「あいつら」
 サオトメは、高機動エンジンを積んだ武器庫と合体した羽付きガンダムに大型V.M.B.Rを撃とうとしたが高機動エンジンを積んだ武器庫と合体した下駄背負いガンダムの攻撃でかなわなかった。