機動戦士ガンダムRS 第五話 マン・マシーン解説
武装は、固定装備として頭部に60mm機関砲を2門とブラウニーM8型4連装180mmロケットポッドを胸部に2門設置可能である。
腕部携帯武器としてM6-G型4連装240mmサブロックガン(水中戦用ロケット砲)が用意されている。
なお頭部は、「ジム」に似ている。
コロニー軍では、この機体の運用で得られたデータを基にブッホ・コンツェルン社が改良機のヴェスタ建造した。
名称 ヴェスタ
形式番号 BMM-693
生産形態 指揮官用量産機→量産機
製造 ブッホ・コンツェルン社
全高 18m
本体重量 65.1t
全備重量 96.4t
出力 2410kW
推力 83000kg
装甲材質 チタン合金セラミック複合材
武装
60mm機関砲×2
3連装肩部スーパーキャビテーティング魚雷×2
120mmメガマシンキャノン×2
ブラウニーM8型4連装180mmスパイラルミサイルポッド×2
110mm速射砲×2
90mmマシンガン
超音波発生器付きビームトマホーク×2
バイス・クロー×2
メガ粒子砲兼ビームサーベル×2
機体解説
ウェヌスを指揮官用に改良した機体である。
だがその高い完成度は、ヤキン・ドゥーエ戦役の水陸両用機動兵器の中でもトップクラスとなった。
前線からの評価も高い。
ジェネレーターの冷却を水冷式から水冷・空冷式のハイブリッドに変更したことで搭載する冷却水を減らすことに成功した。
そのパワーは、地球軍の水中用モビルスーツと「段違い」であった。
一方で十分な防御力も確保されており正面装甲は、ジンの76mm重突撃機銃やリニア・ガンの砲撃にも耐えられる。
水中では、脚部の熱核水流ジェットエンジンで航行しその速度はゾノを凌駕する。
また背部には、高出力熱核ジェットエンジンを装備し水中はもとより陸上でもユーピテルと同程度といわれる軽快な運動性能を示した。
武装は、両腕部内蔵のメガ粒子砲を装備している。
これは、ビームサーベルとしても機能し水中でも密着状態からビームを形成し完全撃破も可能となった。
腕部先端のクロー(バイス・クロー)は、通常マニピュレーターとしても機能し90mmマシンガンや超音波発生器付きビームトマホークの使用を可能にした。
また頭部には、60mm機関砲を2門装備し胴体部には120mmメガマシンキャノンを2門を装備する。
なお頭部は、「ジム改」に似ている。
名称 リズィーシーガンダム
形式番号 AMM-002
生産形態 試作機
製造 アナハイム・エレクトロニクス社
全高 18m
本体重量 22.8t
全備重量 49.7t
出力 17800kw
推力 測定不可能
装甲材質 ガンダリウムγ
パイロット マーク・ヘイル
武装
メガビームライフル
ハイパービームザンバー兼メガビームキャノン×2
頭部90mmバルカン砲×2
V.S.B.R×2
大口径V.M.B.C
メガビームシールド
肩部ミサイルランチャー×2
クロー×2
その他 ミノフスキードライブ×2
機体解説
アナハイム・エレクトロニクス社が開発した試作型可変マン・マシーンである。
ガンダム四天王の機体の中で2番目に開発が終了した。
ミノフスキードライブとモビルアーマーのスラスターの一点集中配置での一撃離脱戦法を前提に設計されておりすさまじい荷重に耐えられるようにフレーム剛性も非常に高く設定されている。
初のTMMであったが設計自体は、とても優秀で後年この機体をデットコピーした可変型試作マン・マシーンのスダルシャナが開発され操縦性以外に何も問題を発生させなかったところに現れている。
ビームザンバー兼メガビームキャノンは、可変速ビームは撃てないもののきわめて強力なビームで大口径V.M.B.Cより広範な射角を有する。
その他にも肩部には、ミサイルランチャーと腕部にはクローを装備しており高い攻撃力を誇る。
なおガンダム四天王の機体には、サイコフレームが全機採用されている。
武装解説
メガビームライフル
基本的には、ガンダムサイガーのものとほぼ同じであるが本機はさらに小さく折りたためられるように小型されている。
ハイパービームザンバー兼メガビームキャノン
ビームザンバーにキャノン機能を付け加えた武装である。
唯一可変速ビームが撃てないもののそれだけでも戦艦の主砲と同等威力があり連射も効く。
ザンバーモードでは、ガンダムサイガーのカスタム・ビームザンバーに比して50%増しのサイズのビーム刃を形成する能力がありビームザンバーを防ぐ高出力ビームシールドであっても容易に破断することが可能である。
シュミレーションでは、ビームシールドを搭載した敵機を一振りで数機なぎ払う程の威力がある。
大口径V.M.B.C
背部に搭載された大型のビームキャノンである。
V.M.B.Cは、ヴァリアブル・メガ・ビーム・キャノンの略である。
機体のジェネレーターが生み出す莫大なエネルギーの大部分を新開発のメガコンデンサーによって凝縮し高密度のメガ粒子を開放する広域エネルギー放射兵器である。
その出力は、最大でコロニーレーザーの約20%に相当するとされガンダムが装備する武装としては、2番目に高い威力を有する。
1射ごとのエネルギー消費量が大きく連続使用は、不可能である。
長近距離の標的に対する殲滅能力に比重を置いた武装でありロング・バレルを採用したこともあり強力な出力と長射程を誇る。
本機最大威力の武装であるが前方にしか撃てずまたモビルアーマー形態でしか撃てないため汎用性が低い。
肩部ミサイルランチャー×2
9発のマイクロミサイルを内蔵する。
MM形態時のショルダーユニットに相当するが構造的には、MA形態時にも射出することが可能である。
ミサイル先端には、シーカーが内蔵されており命中精度も高い。
クロー×2
MM形態で使用できる斬撃用の装備である。
名称 ガンダムマッドネス
形式番号 AMM-001
製造 アナハイム・エレクトロニクス社
全高 18m
本体重量 23.0t
全備重量 50.8t
出力 11000kw
推力 測定不可能
装甲材質 ガンダリウムγ
武装
メガビームライフル
ムラマサブラスター×2
頭部90mmバルカン砲×2
V.S.B.R×2
G-M.B.B
メガビームシールド
その他 ミノフスキードライブ×2
機体解説
ミノフスキー物理学の優秀さを目の当たりにしたコロニー軍がこれをもとに試作した白兵戦用MSである。
設計・開発は、タケシ・ヤジマ技術大尉主導の下アナハイム・エレクトロニクス社の開発チームによって行われた。
また試作機ということもあり実戦データの回収のため頭部にバイオ脳を採用している。
ガンダムマッドネスには、当時の最新技術が惜しみなく投入されている。
特にガンダムタイプ用のメガ・ビームライフルは、MMにおいて初めて実用化された兵器でありそれまでは戦艦クラスのメガ粒子砲などに限られていたビームシールドを一撃で撃破しうる能力を本機に与えることとなった。
またあらゆる局面で実戦に耐え得る完成度を実現するために製造コストは、度外視されており生産過程で異様に高い水準でパーツの選別を行っている。
作品名:機動戦士ガンダムRS 第五話 マン・マシーン解説 作家名:久世秀一